国税庁を騙る偽メール

が届いた。とんでもないことをするものだと思う。通販やIT関係企業を名乗る偽メールは日常茶飯事だが、これは完全に一線を越えた。どうやら13日からばらまかれたものらしいが、官庁のホームページには早くも注意喚起の記事が出ている。すでに相当数の問い合わせがあったのだろう。

贋金づくりは、どこの国でも国家や国民の信頼関係を破壊する反逆罪級の大罪で、非常に厳しく罰せられる。法律に詳しくないが、税務署を剽窃するのもそれに近い罪に問われるのではないだろうか。メールだから匿名だと思っているなら大きな間違いで、金を受け取ろうとすれば必ず実社会に受け取り口座を作らなければならない。税務署はマルサなど怪しい金の動きの捜査機関を持っているし、犯人も「国税庁なりすまし業」で所得申告などしないだろうから、最初から脱税だ。どの金融機関も口座情報を提供するだろう。
誰がやったか知らないが、手製火器で自衛隊に宣戦布告したようなものだ。近いうちに発覚し大きな罪に問われるだろうと思う。

パーカー・ソーラー・プローブ 4年間の成果

NASAのパーカー・ソーラー・プローブのブログに、新しい記事が投稿されていた。自動翻訳できる時代なので、リンクだけ紹介する。
(このカテゴリーを書き始めた頃には、ブラウザの自動翻訳がなかったので、苦心して翻訳していたものだ。)
https://blogs.nasa.gov/parkersolarprobe/

太陽に接近して直接データを観測するというこのミッションは、2018年にスタートして6年間の運用が予定されているが、現在までの4年間で、すでに多くの記録を打ち立てている。これまでの航行距離は27 億 6000 万マイル(約44億4180万キロメートル)で、ほぼ太陽から海王星までの距離にあたる。1977年に出発した観測船ヴォイジャー1号の場合は、2012年の太陽系脱出までに35年かかっていたから、桁違いのスピードだ。もちろん人工飛行物の最速記録である。

パーカー・ソーラー・プローブは計画ではあと2年の期間が残っているが、太陽はこれから活動期に向う。いわばこちらもより一層コロナの驚異にさらされるわけだが、ブログでは宇宙船の堅牢さと計画の成功を、自信を持って語っている。

Blenderの時代

私がCGを始めたのは、1987年に発売されたPersonal Linksから。演算はNECのPC9801が行っていたが、16色しか発色できなかったため、外部に画像専用の記憶装置が必要だった(※)。画像の作成もマウスで画面を見ながらというわけにはいかず、ひたすらコードを打ち込まなければならなかった。その後は、できたコードを演算させ走査線が1本ずつじわじわと画像が出来上がるのを待つのだが、1枚の画像を作るのに数時間、数日かかることもあった。

そうやって作った画像も、記憶装置に保存できるのは画面1枚分だけ。動画を作るとなると、記憶装置からビデオデッキに描き出しては新しい画面を計算させる作業を繰り返さなければならなかった。高めのPC、ソフトウェア、外部記憶装置、スタジオ用ビデオデッキなど、頭が痛くなるような費用がかかったが、回収は簡単だった。当時、北海道でそれだけの環境を持っていたのは自分くらいなものだったので、技術系企業などに対しては、表紙に自社ロゴが3D化された会社案内をプレゼンしただけで、ほぼ100%決まった。「少々お高くなりますが…」という料金だったが、企業にとっても表紙だけで””見るからに先進テクノロジー企業”であることをアピールでき、官庁などに対して効果抜群だったそうだから、ウィン・ウィンだった。

その後PCは外部記憶装置がなくてもフルカラーを扱えるようになり、ソフトウェアをインストールするだけで3DCGが作れるようになった。3Dソフトも大御所のMAYAをはじめ、いくつか選べるようになった。いずれもそう安いものではなかったが、PC自体のコスパも格段に上がったこともあって、最初の頃に比べれば手が出しやすくなっていた。そのころにはPersonal Linksは使えなくなって、操作を一から勉強し直さなければならなくなったが、必要な投資を恐れずにできるようになったのは、大きな財産だったと思う。

そして現在使っているのはBlender。なんと無償で使える3DCGソフトだ。単にCGの造形ができるだけでなく、生の動画にCGの造形を合成するなど、当時のことを思えば夢のようなシステムだ。無償だけあって、最新、最先端のシステムに比べれば見劣りするものの、最先端システムの、ほんの数年前のバージョンと同等の機能が揃っている。ネット上にはこれを使った作品が無数にあり、中には作品テーマ的に50代、60代、あるいはそれ以上の方ではないかと思われるものも少なくない。おそらくその昔、CGをやりたくても手が出なかった若者が、今になって夢がかなったということではないかと思う。

※)CGでフルカラーとは、R,G,Bの光の三原色が、それぞれ256階調使える状態のこと。つまり1粒の画素(ピクセル)が256x256x256の、1670万色を発色できる状態だ。CG画像を作るには、画面上のすべての画素の数x1670色分の情報をストックし、1秒間に30回表示しなければならないが、昔のPCは、メモリがまるで足りずにそれができなかった。そのため、画面1枚分の情報をストックするために、外部に専用記憶装置が必要だった。
また、ここまでしてで作り上げた画像も、直接受け取ってくれる印刷会社などはないので、東京の映画専用のフィルム現像所まで送り、ポジフィルムに焼いてもらわなければならなかった。
さらに動画となると、1コマ分が演算し終わるごとに、コマ撮り撮影可能なビデオデッキに書き出してしまって、記憶装置をからっぽにしなければならなかった。

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