空調服

数年前から、道路工事などの風景が変わった。真冬並みにモコモコに着込んだように見える人が目立つようになった。空調服である。初めて知ったときは、申し訳ないけれどジョークグッズのように感じたが、今では常識化している。そうなると不思議なもので、最初は暑苦しく見えたものが、涼しげでうらやましく思えてくる。価格的にもずいぶん手頃になり、いかに大量に普及しているかがわかる。さらに現場作業者以外でも、通勤、通学、ショッピングなど、夏のあらゆるシーンでできれば着たほうがいい服とみなされるかもしれない。そうなると、もはや空調服もアパレルの世界だ。

空調服はユニクロなどに押されて来た業界にとって、久方ぶりの追い風になるかもしれない。
「着こなし上手の空調服」「お呼ばれ、ハレの日の空調服」「すこやかベビー空調服」「冬こそ!空調服」「いま欲しい、エアロビューティな一着!」
そんな見出しであふれたファッション誌が目に浮かぶようだ。

タイトル画像の話 / シュトローバイオリン

以前にも一度記事にしたが、私はシュトローバイオリンという風変わりな楽器を持っていて、タイトル画像のモチーフにしたこともある。

撮影場所は、明治期の建物を多数保存公開している北海道開拓の村。夏の明るい日差しと照明のない室内の暗さが、時代の隔たりを表しているようだ。どの建物か忘れてしまったが、他の見学客が入ってこないのを良いことに場所を拝借して写した。若い人のブログで、お気に入りのキャラクター人形を旅行先に持って行って、名所の背景に入れ込んで撮影していたのを見てやってみたくなったのである。「ぷぅと鳴り」と書いたが、実際バイオリンの澄んだ音色というより、チャルメラや蓄音機そのままの音が出る。こういうレトロな雰囲気にぴったりなのだ。その時は鳴らす度胸まではなかったが、羞恥心が老化した今ならその場で一曲弾いていたところだ。

というか、今度本当にやってしまおうかな。施設案内を調べてみたら、コスプレについては公序良俗に反しない、長時間専有しないなどの注意書きがあったが、楽器演奏に関する規則はないようだ。かなり広い屋外施設な上、いつも空いてるようなので、常識範囲ならOKのような気がする。日本の役人は紳士&淑女なので、いきなりオイコラ!やつまみ出しはしないはずだ。いざとなったら少しボケてるふりをして、優しくしてもらおう。「前もって説明するより、やった後で謝るほうが簡単」というのが私のモットー(※)でもあることだし。

(※)もっと穏当なモットーもたくさんあります。

パーカー・ソーラー・プローブ、20回目の太陽への接近を無事完了

NASAのパーカー・ソーラー・プローブは、2024年6月30日に太陽への20回目の接近を完了し、太陽表面から約451万マイル(726万キロメートル)まで接近。時速394,736マイル(時速635,266キロメートル)で太陽の周りを移動し、距離と時速で。再び自身の記録に並んだ。さらにジョンズ・ホプキンス応用物理学研究所のミッションオペレーターは、探査機の状態が良好なことを確認した。

パーカー・ソーラー・プローブの軌道の図は、2024年6月30日に太陽から451万マイル離れた場所で宇宙船が20回目の太陽遭遇をすることを示している。
パーカー太陽探査機の20回目の周回軌道には、探査機が太陽から451万マイル以内に接近する近日点が含まれていた。写真提供:NASA/ジョンズ・ホプキンスAPL/スティーブ・グリベン

パーカー宇宙船は今年9月30日に同じ距離と速度でもう一度太陽の周りを飛行し、その後12月24日に予定されている残り3回の最接近のうち最初の接近を行う。それに先立って11月6日には、全ミッションで最後の金星フライバイを実行。太陽表面からわずか380万マイルの距離を時速約43万マイルで移動する軌道に乗る。

最初は果てしない宇宙の彼方への旅のように思えたミッションも、残り3回。だが、持ち込まれた膨大なデータをもとに、これまで知らなかった新しい太陽の姿をさぐる試みは始まったばかりだ。