東京都内のとある有名神社のおみくじは、「凶」が多いという話を聞いた。5割は凶ではないかとさえ、言われているらしい。そんなおみくじに何の意味があるのかといえば、すぐ目の前に大きく「厄払い祈祷」の看板が出ている。つまりそういうことだ。
それを聞いたとあるクリスチャン氏は、自分には無意味だと豪語し、わざわざ引きに行った。結果は案の定「凶」。流石に気味が悪くなったそうだが、そこで引き直せば、それはそれで神社の思うツボ。さらに高確率で二連続凶が出るわけだから、まんまと術中にはまってお祓いをしかねない。だからと言って教会に行ったところで、TVゲームじゃないのだからお祓いをしてくれるわけじゃない。そんなものをひくからだ、と言われるのが関の山だ。
この程度では何らかの法律に抵触するとも思えないので、やり放題なわけだが、神罰的にはどうなってるんだろうか?
大凶はめったに出ないので縁起物などと言う人も多いのですが、そんな人に限ってご自分では引き当てたわけでは無く、ただどこかで聞いたままを言っているにすぎません。これからスタートと言う時に大凶を引いた僕には、きっと最後にとんでもない福運が舞い込んで来るのではないかと考えています。
確かに自分でひいてみないと、そのショックはわからないですね。そう思うと、やっぱり東京の神社はタチが悪いですね。
僕が或るプロダクションを辞めた時、同僚と二人で組んで仕事をする事になりました。早速二人で縁起のいい名前の三吉神社へお参りに行きました。そこで引いたおみくじが何と「大凶」でした。まさかこんなおみくじが出るなんて前途多難最悪と思いきや、その通りで暫くして二人は旨く行かずに別れて結局は僕一人で細々と仕事をする事になり、そん後も怠け者の友人二人が四畳半ほどの部屋に転がり込んで来てタダメシは食うは、ドタバタふざけて仕事の邪魔するはで追い出しましたが、昼は営業、夜は徹夜で疲れ果てて結局は嫌いなサラリーマンを選ぶ羽目になりました。「大凶」の効果は間違いありませんでしたが、しかし、お陰で将来を考えるようになり、ようやく落ち着きました。
大凶というのもあるんですね。運命を決めつけるというより、間に合うように予言してるのかもしれませんね。ここに書いた神社も、販促手法ではなく誰がひいても不吉な予言が出てしまうのなら、日本が危ないのかも。