「奴隷」考

若い頃からジャズが好きだったので、尊敬するプレイヤーたちが決まって差別を経験しているのが釈然としなかった。また、黒人は奴隷だったために差別されるというのが、理由になってないような気がしていた。
奴隷はあらゆる時代のあらゆる国に存在し、そのあり方も多種多様で、日本にも奴隷がいた。奴隷貿易の全盛期には、西アフリカの強大な黒人国家が、戦争の捕虜などを奴隷として輸出していた。黒人奴隷がいたのはアメリカ南部だけではなくニューヨークなどにもいた。南北戦争で、黒人のために白人が命をかけて戦ったというのが不自然に思える、など、奴隷制度への疑問が高じてきた。

そこで、主としてアメリカの奴隷制度に関する疑問を、思いつくままにChatGPT。ページの最後に、セッションをそのまま収録したPDFファイルのダウンロード・リンクを置いたので、読んでいただければ幸いである。

このセッションから知ったことは多いが、中でも産業として奴隷を送り出していたマリやソンガイなどの黒人王国、奴隷商人、自由黒人の存在や奴隷制反対運動家など、さまざまな形で奴隷制度と関わった人々についての知識は、奴隷制度のスケールや根深さを教えてくれた。相手が人工知能ということを変に意識して、我ながら妙な質問口調なっているし、体系だった構成になってないが、Q&A形式の読みやすさがあると思う。
ちなみにこういう文章の権利関係がどうなるのかについても尋ねたところ、ChatGPTに権利は存在せず、質問部分と全体構成について私の権利があるかもしれないとのことだが、著作物という感じがしない。なので責任は負えないが引用、コピーなどはご自由にどうぞ。

4 thoughts on “「奴隷」考

  • 1月 14, 2025 at 05:38
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    歴史については多くは語れません。ましてや外国となれば尚更です。せいぜい映画に描かれた情景を思い浮かべる程度での解釈となれば真偽も問われそうです。いろんな方面から入って来る情報から推察すると当時のアメリカに売られた?であろう労働力としての奴隷の人達の労働歌から発展したのがディキシーランドジャズで、一日の過酷な労働の後の唯一の癒しの時間だったのでは無いかと思いますね。実は私は若い頃のジャズへの興味のきっかけは当時世に出て来た一枚のソノシート(薄手の樹脂のペラペラなレコード盤)の米国南部のディキシーランド・ジャズでした。その後楽器演奏者やゴスぺラ・コーラスグループなど有名プレイヤー達のステージを観て次第にモダン・ジャズに熱中して行きました。それは、高校生の時に新宿のジャズ喫茶で観た生バンド演奏とは比べようも無い(言いすぎ?)ほどの衝撃のモダン・ジャズでした。二度とは観れない今は亡き有名プレーヤー達の華やかな生演奏も、実はそのルーツは貧しく哀れな境遇に置かれた奴隷の人達の中から生まれた魂の叫び『ソウル・ジャズ』なのでしょうね。

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    • 1月 14, 2025 at 09:58
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      ジャズは、アフリカはもちろんですがアイルランド民謡などの影響や、比較的裕福な黒人がピアノやバイオリンなどの指導を受けるようになった影響など、いろいろなもののゴッタ煮状態です。それがまさにアメリカらしいところなんでしょうね。大事な文化遺産だと思うのですが、白人の有名プレイヤーも登場するようになって、肝心の黒人の間ではもう自分たちの音楽じゃないという考えも広まり、ヒップポップなどに関心が移ってます。日本ではなぜか本家の黒人社会以上にジャズが愛好されていて、和食の店でジャズがかかってても違和感がありません。さらに、日本ならではの精密な演奏が逆に影響を与えるまでになりました。今は「黒人音楽」という言い方も許されないのでしょうけど、素朴なブルースなども含めたエッセンス的なものが本場に残っていてほしいものだと思います。

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  • 1月 13, 2025 at 13:41
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    奴隷制度は,古代ギリシャにもあって、彼らの戦争はペロポネソス戦争でも地中海諸都市の戦いは労働力(奴隷)の取り合いでした。レバノン杉を伐採して船やレンガを焼く燃料として使い、緑の地中海が砂漠化していったといえます。アテネの市民一人の暮らしに奴隷が10人必要でした。
    アメリカの奴隷制度では南部が悪役、北部が善みたいな教科書の記述がありますが、ジャズが好きなことで、奴隷制度の溝の部分が見えてきたんだと思います。16世紀、スペインが金銀・真珠を求めてカリブ海に来た時、インカの人たちは「彼らは同じ人間なのか?」という大論争がスペインのバリャドリという都市であり、カトリック教会・当時のスペイン王を含めてありました。一人のカトリック神父ラス・カサスがスペイン国王に書簡を送ったことから始まった論争は、今度はアメリカとスペインがフィリピンの領有をめぐる米西戦争で、アメリカがスペインを蔑視するのに使われました。「黒い白書」と言われます。PDFで読んでからまた書けることあれば書いてみます。「チョコレートの歴史」を読んでもカカオ狩りに、コートジボアールあたりで子供労働を現在もネッスレあたり、知らん顔で強大な利益を上げています。子供を奴隷化しているわけです。

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    • 1月 13, 2025 at 15:02
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      とりあえず読んでもらえたら嬉しいですね。情報源がAIなので、すでに正確さが怪しい部分もありますが、書店に氾濫する陰謀論の本などよりましだと思います。Q&Aなので、読みやすと思いますし。

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