コロナが鎮静化する気配を見せないまま、来年はオリンピックより雪まつりのほうがずっと先に来てしまう。公式WEBによれば、2月4日から8日間、開催の予定である。思えば今年の雪まつりは、コロナ時代の開幕戦だった。実力もよくつかめないまま、なすすべもなく猛攻にさらされ、早々にダウンも奪われた。その後コロナは日本はもちろん、アメリカをはじめ世界を席巻した。その雪まつりがまたやってくるのだ。
今年は、全国に先駆けて非常事態宣言という、この歳で初めて経験する事態になった。思えばあれがテストケースだったのかもしれない。都市部で人の動きや商売を規制したらどうなるか、その後全国で相次いで発せられた非常事態宣言は、北海道の事例を参考にしたはずだ。
政府は来年3月からワクチンの接種を行うという。オリンピックに合わせてのことかもしれないが、雪まつりには間に合わない。公式WEBでは、大雪像の制作をやめて規模縮小して開催するという。どの国の観光客を解禁し、何を規制するかといった、今できることの延長だけで対応することになる。少々モルモットっぽい気もするが、国も「札幌さん、がんばってね」だけで済ますつもりではないだろう。これまでの防疫ノウハウをつぎ込んでくれるとは思うのだが。
札幌市民だけ早めにワクチンを接種してくれる、という具合にいかないかなあ...。

何かしようとすると感染者の増加で出鼻をくじかれる、ということを、春からずっとやってる気がします。一方で元の三密に戻ってしまった場所もありますね。イベントなどは、今は空いてるというのがポイントにならないでしょうかね。「当店は年中閑古鳥です」なんていうアピールもありかもしれません。
数十年前、僕は雪まつりの準備中の時季に北海道に移住してきました。あの頃の雪まつりは印象深かったですね。でも外国からの観光客も増えた今ではリスクもありますね。イベントに関わっていた頃は平気でしたが、最近は出来るだけ会場には近づかないようにしています。必ずインフルエンザの流行が始まるのも雪まつり前後でしたね。今年の2月には予想もしなかった新型コロナの発症が雪まつり会場でしたから、完全に終息するまでは無理に開催しない方がいいですね。経済効果も大切ですが、道民全員が雪まつりの恩恵をうけているわけでも無いので今は未だ我慢の時では無いでしょうか。
以前から地元不在と言われてましたから、今回パスするとそのまま立ち消えになってしまうかもしれません。主催者側もそんな危機感があるでしょうが、市民はそれでもいいやとなるでしょうね。いっそ長い歴史に終止符をうち、惜しまれているうちに、同じ予算をつぎ込んで新しい冬のイベントを考えたほうがいいかもしれません。例えば、広い雪原に過去最大サイズのコロナ君雪像を作り、立入禁止にして自衛隊の戦車砲でぶっとばすイベントとか。
10月3日(土)・4日(日)輸入車の試乗イベントのために、サッポロファクトリーの会場を押さえていたものの結局、新型コロナ終息どころか、ここに来てまた増えだしたためキャンセル。ところがライバル社は翌週の10日(土)・11日(日)に同じ場所で実施。早速、遠くから視察しましたが、スタッフ全員フエースシールド着用で、受付にはサーモグラフィカメラでの検温で、この二日間はサッポロファクトリーの人出も少なくイベントはお世辞にも盛況とは言えませんでした。時を同じくしてGo-Toキャンペーンなどで本州からの観光客もチラホラで、道民は近場でのショッピング以外、未だ人混みへの外出を控えているようです。