アドリブは難しいもので、何曲もの楽曲を弾きこなせるくらいでないとできない。ずっとそんな風に考えていたが、最近それは勘違いだと思えてきた。例えば既存の曲は、簡単な曲でも、どこかに難所があったりする。自分の技量を超える部分が一箇所でもあれば、その他が弾けても、いつまでたっても失敗演奏である。
でもアドリブなら、こう弾くべしという形がないのだから、自分の技量だけで、無理なく通しで演奏しきれるのではないか。最近はそう考えて、意識的にアドリブを練習してたが、だんだんコツがわかってきた。
伴奏動画と一緒に弾く場合、無理していろいろな音を出さず、無音の部分があってもいい。むしろ無音の”間”があることで、メリハリができる。また、変な音を出してしまったら、わざとそのフレーズを繰り返してみるのもいい。そうすると間違ったのではなく、あえて印象的な音を選んだかのように聞こえることがある。
もともと新しい音楽ほど、ドミソの三和音からかけ離れた音を使う。そういう変わった音がつくごとにコードに数字や記号がついて、ややこしくて長いコードネームになるのだが、音楽はどんな音を鳴らしてもかまわない状態に近づいているということなのだろうと思う。だから間違って鳴らした音でも、失敗したと思わずに、あえて繰り返して出してみると、当初の予定にはなかったが、案外悪くないということになる。技術を磨き上げようとしても間に合わないかもしれないので、いろいろズルをして凌ごうというわけだ。
「楽器は、なかなか思い通りにはならないが、思わぬ良いことも起こる。人生と同じだ」と言う言葉もある。まあ、自分で考えた言葉だが…
歳を取ってから楽器を始めて、間違えない演奏などできるわけがないのだ。だから他人に聞いてもらう場合でも、完璧さや上手さではなく、楽しんでる雰囲気を味わってもらえればそれで十分だと思う。だから「アドリブ」というと大げさに聞こえるので、遊びの演奏=アソビブと名付けたほうがいいかもしれない。
トランペットのバルブを操作するのは右手3本指に比べて、サックスは10本もの指を駆使してとばかり考えていましたが、冷静に考えれば、実際は9本指でした。右手親指は本体を支えているだけでキーに触る指では有りませんでした。使う指が一本減るだけでも少し気が楽になりました。今日から半音階の運指練習を始めました。気が早く、未だ吹けもしないのに楽譜など買ってしまいました。最終的には暗譜で勝手に指が動くようになる事ですが?。果たして私の指たちは夫々の音を記憶してくれるでしょうか。
楽譜を買うのも、楽しみのうちですね。海外の著名なプレイヤーのサイトから楽譜をダウンロードすると、ものすごく気合が入ります。運指は、箸で煮豆をつかむほうがよほど難しいと思いますよ。
人気の少ない郊外や広い駐車場辺りのクルマの中でしか練習が出来ないので、楽器の大きさも限られてきます。サックスは組立たり仕舞ったりするのに結構大変ですが、アルトくらいのサイズなら何とかなります。クルマの中も真冬の厳寒期には凍ったりしますから心配では有りますね。f冬は朝練もクルマの中でエンジン掛けたまま楽器を温めながらになりそうです。
意外にも?最初から音は出ました。それも付いて来たサービス品樹脂系リードです。テナーで試した葦のリードは繊細過ぎます。気に入ったのでスペア用にこの国産樹脂リードをもう2枚買いました。マウスピースとベルト式簡易レガチャは着いて来ましたが、ヤマハの4Cを買いました。最初はケースも付いて来ないのかと思っていましたが、クロス製のセミハードケースも付いてきました。スワブも新たに買って練習の後には管内の湿気を取るようにしています。コルク用グリスを買ったのですが塗り方はサッパリ分かりません。キーオイルも用意しましたが未だ新しいうちは不要かと。何せ繊細な構造の楽器ですから扱い方に苦労しますね。それにしてもプレイテックは下手な中古よりも安いのに立派なものです。何事も考えて居るより先ずは実践ですよね。プレイテックはエレキギターなどでもある意味有名なんですね。
プレイテックは、想像よりさらに良さそうですね。中古にしなくて正解でした。アルトなら重さもそれほどではないと思いますが。
やはり買いましたか。時間の問題だとは思ってましたが、音は出てるでしょうか。車の中で楽器を演奏するのは、誰にも迷惑もかからないし、コロナも無縁です。昨年イタリアで感染拡大したときに、窓に出て楽器を演奏してた動画がありましたが、あれはけっこうはっとした人が多かったと思います。ネットもリアルも、楽器教室が人気のようですし。楽器も安くなったようですし、マイカー・ミュージシャンが流行るかもしれませんね。
トランペットは音の出し方で苦労して数年。ようやくスローテンポのラテン系楽曲何曲かをどうにか吹けるようになったのですが、ジャズ系の楽曲へは未だ未だ踏み込めません。しかし毎日少しでも練習時間を作っていれば、そのうち何とかなるのではと考えてはいます。テナーサックスをお借りして大喜びもコロナ禍で頓挫中。せっかく初めてのサックス挑戦に目覚めたのでトランペット同様にクルマの中で誰にも迷惑にならないように練習をしたくなり、大きなテナーサックスは到底ムリですから、思い切ってアルトサックスを入手してしまいました。クルマの中での練習もサイズはギリギリ大丈夫です。何せ複雑な楽器で見えない所のキーを10本指で押さえたり離したりと大変です。特に小指の使い方に苦労しています。まだ始めたばかりですから何とも言えませんが、クルマの中にはトランペットと、それより少し大き目のアルトサックスのケースが乗っかって居ます。新型コロナ禍終息が先か?か新品廉価版アルトサックスをある程度吹ける様になるのが先か?イザ!競争開始です。