コードカード

私はヴァイオリンの練習のときに楽譜を見ない。まだまだ指の位置や弓の角度に目を光らせてないと変な音が出てしまうので脇見ができないのと、音符を読みとって即座に指を動かす、というような運動神経もない。メロディや運指を頭に入れてしまわないと何もできない人間なのだが、曲の流れというかコードの構成だけは知りたくなる。コードからちょっと装飾音を作ったり、できることならアドリブにつなげたいからだ。
そこで曲のタイトルとコード進行だけ記したカードを作ってみた。 カードはコンビニのプリントサービスでハガキに印刷するとちょうど良いように作ってある。止め方は、洗濯ばさみの挟み口部分にゴムのついたものがあったので、傷がつかないようにペグに取り付け、つまみ部分にカードを置いて両側からネオジム磁石2個で挟んだ。

撮影:エドウィン・ダン記念館(札幌市真駒内)

たあいもないものではあるが、曲のキーを何にしたら運指がスムーズになるか、いくつか探しだしたコード進行のうち、どのハーモニーが気に入ったかなど、自分なりの調査・研究の成果でもある。また、タイトルとコード進行だけなら著作権に抵触しない(多分?)ということで、例によって少々お恥ずかしいしろものだが、こちらに「テネシーワルツ」のコードカードの原本を置いておく。気に入っていただいてダウンロードしていただければ幸甚である。

2 thoughts on “コードカード

  • 10月 9, 2019 at 00:29
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    研究熱心ですね。ギターならコードもありますが、バイオリンもコードですか?僕は旋律だけを弾くのかと思っていました。トランペットも音は大分出るようになりましたが、高音域は未だ、やや出ずらいのと、高音域になるとマウスピースに当たる唇の位置を変えたくなったりして、低音域から高音域へスムーズにつながらない難点があります。無理やり楽曲を演奏してもすぐにバテるのも練習時間が少ないからなのでしょうか。河川敷などの屋外が練習場なので、これから冬になれば積雪などで、また新たに練習場を探さなければなりません。空き倉庫でも使えれば良いのですが。

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    • 10月 9, 2019 at 07:14
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      手を動かして何かを作りながら覚えるクセがあるのですが、そういうオマケづくりに凝ってしまいます。バイオリンは単音なのでコードは必要ないですが、アドリブをしようと思ったらコード進行の骨組みは大事です。アドリブとまではいかなくても、ちょっとした装飾音をつけてやろうとすると、その流れの中で使える音は何かを知りたくなりますね。楽譜と違ってメモに過ぎないので、じっと眺めたりはしませんが。楽器は疲れますね。私の場合は練習と言っても5~10分です。それ以上は集中力が続きません。仕事だったらこの歳で毎回心頭滅却してたら、お客さんがかえって不安になるでしょうが、楽器はなれてない分相当緊張してます。

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