アメリカの刑事ドラマなどで、逃げ回る犯人や車を上空からヘリで追い、サーチライトで照らすシーンが良く出てくるが、あれを経験したことがある。ヘリに乗ってたわけではなく照らされたほうだが、もちろん犯罪を犯して逃げてたわけじゃない。
その夜は付近で何か事件が発生したらしく、上空をヘリが行き来していたのは気がついていた。確かコンビニか何かに行くために夜の歩道を歩いていたのだが、背後のビルの影から突然ヘリが現れて、真上からサーチライトを当ててきた。
ライトは非常に明るいが、決して目がくらむと言うほどではなかった。その代わり、自分の周囲を真っ白い円筒形の壁が取り囲んだようになり、その先が全く見えなくなった。見えるのは自分の立っている丸い地面だけ。数歩先に穴があっても、車が向かって来ていてもわからない。とりあえず立ち止まるしかなかったが、ドラマの犯人のように走って逃げようとしても、自分がどっちを向いてるのかも分からないし、多分何かにつまずいて転んでしまっただろう。車に乗っていたら、間違いなく何かに激突する。
ドラマを見ていて、サーチライトで照らしても、横道に入ってしまえばいいのだし、ヘリで直接車を止める方法がないだろうと思っていた。要は追いかけて見逃さないようにするためだけのものかと思っていたが、どうしてどうして実用性がある。大げさなようだが、ムダに金はかかっていない。
車のライトに照らされて立ち止まるキタキツネ状態ですね。彼らはジッとこちらを見て立ち止まってしまい、車を減速して避けるしかありません。夜の暗闇の光には思わぬ効果があるんですね。
キツネならすばしっこく逃げてしまいそうなものですが、硬直してしまうのかもしれませんね。熊はどうなんでしょう、試したくはないですけど、出くわす可能性はありますからね。
車のライトに照らされて立ち止まるキタキツネ状態ですね。彼らはジッとこちらを見て立ち止まってしまい、車を減速して避けるしかありません。夜の暗闇の光には思わぬ効果があるんですね。