先日、ローグ・ワンの記事中で触れた、米の黒人俳優、ジェームズ・アール・ジョーンズ主演のTVドラマである。ジェームズ・アール・ジョーンズといえば、「ルーツ2」のアレックス・ヘイリー役やシュワルツェネッガーの出世作「コナン・ザ・グレート」の邪教の司祭など、存在感のある敵役・脇役を演じた名優で、アカデミー名誉賞を受賞している。主演作品として思い出すのは、TVドラマ「ザ・マン」である。
ドラマは冒頭、米大統領や主要な閣僚を乗せたエアフォース・ワンが、ヨーロッパ歴訪中に墜落して全員死亡。副大統領や両院議長まで犠牲になったことで、政府は大統領就任の序列を探って、上院臨時議長ダグラス・ディルマンに緊急の電話をかける。が、その電話を受けた本人は、黒人だった。
NHKの海外ドラマ枠を何気なく見ていた私は、あっ、と声を上げてしまった。オバマ氏が大統領を務めた今日では想像もつかないが、当時は、黒人大統領というのは極めて現実味のないことだった。この黒人大統領を演じたのがジェームズ・アール・ジョーンズだ。
当初ディルマンは、党内の有力者の指示に従って傀儡大統領を務めていたが、徐々に自分のカラーを出そうとして彼らと対立していく。また、有力な黒人運動家の不正を知り、糾弾しなければならなくなって、自分を支持する黒人層からも反発を受ける。そんな四面楚歌の中で、大統領としての信念を貫こうとする姿を好演していた。
現在この作品はレンタルにも置いてないし、彼のWIKIにも出演の記録がない。ポリティカル・サスペンスの傑作なだけに、残念だ。
日本の映画も黒澤明などは本格派ですね。撮影に邪魔な電柱も切れと言うくらい創作には熱中するからあれほどの出来上がりになるのでしょうね。知人にも黒澤映画のエキストラで出た人が居ました。甲冑姿で馬に乗って戦うシーンでした。彼はクレー射撃や乗馬など多彩な趣味の持ち主でしたから。撮影場所は厚真の牧草地だったようです。
ヨーロッパ映画でも異色なイタリア産のアメリカン西部劇マカロニウェスタンは単純明解でリアルな表現が良かったですね。ジュリアーノジェンマなどイケメンのガンマンがお気に入りでした。本場アメリカの西部劇より迫力が有りましたよ。
映画をそれほど観ていない私は,最近BSで古い映画などを観ている。完結明瞭なストーリーの物を好む方ですが,かなり昔に宇宙開発を描いた作品などは,現代に照らし合わせても感心するほど出来上がっている。だから数年も後に観る私たちをも釘付けにしてしまいますね。一般的にアメリカ映画は破壊ものが多いですが,撮影の規模が違いますね。ヨーロッパの作品などは精神的なものが多く苦手ですね。
私も精神的なのは苦手ですね。映画でないと見られない光景を見るのが好きです。