物価が高騰するなか、いつものお気に入りのアイテムは値上げをしていない。さすが自分が見込んだブランドは良心的だと思ったが、パッケージが変わってなんだか軽くなり、味も落ちたように感じる。そんな時は、メーカーが「シュリンクフレーション」を行っている可能性がある。
シュリンクフレーションとは、メーカーなどが値上げせざるを得ない場合、消費者に気づかれないように内容量を減らしたり、材料の品質を落としたりして価格は変えずに実質値上げをするという、少々お行儀の悪いマーケティング手法だ。非合法とは限らないものの、メーカーの体質がよく見えるものだけに、物価高騰時代の消費者が知るべき情報とも言える、そこで例によってAIに聞いてみた。

もちろん正直に値上げ告知する企業もあるし、なんとか誤魔化そうと工夫を凝らす企業もある。控えめな値上げ告知で油断させておいて、同時にシュリンクフレーションも行うという合せ技もあるかもしれない。消費者としての眼力を問われるこういう駆け引きは、実は嫌いではない。一杯食わされたとしても、せいぜい販売価格の範囲内のこと。勉強になったと思うだけだ。
ただし、あまり調子に乗ってるようなら、個人でもできるカウンターアタックの戦略を考えてみるのも、また面白い。

家内が買い物の際に気づきました。中身が5つの筈の商品の重さが違うと。買って帰り中身を買う人すると何と4個でした。値上げ時期でしたから価格据え置き風の実質値上げと言う事か?と思いましたが、表示でもして置けば良いのにと。また知人が食品の週一配達サービスを利用していて、お気に入りのコーヒーゼリーをオーダーしようとしたら商品名が変わったので翌々週になります。との事らしいですが、そこでピンと来たのがパッケージ変更で容量減らし作戦だな?と。
主婦は誤魔化せませんね。昔、テレビ番組に登場した主婦が、手に持った肉屋の包みが何グラムかピタッと当てていました。しかもそういう人が何人もいました。物価が厳しくなると消費者に「達人」が増えるでしょうから、企業も雑なごまかしはかえって危険でしょう。引き返せないような大掛かりな製造ライン変更をしてしまってから、ネットで炎上なんていうケースが出てくるでしょうね。なんとなく怪しいと思ってるところに、「シュリンクフレーション」というような名称がつくと、バイラルが加速しやすくなるでしょう。(そうなったら面白いかなと…)