ラーメン屋は誰でも始められる。日本中のあらゆる”ラーメン店”について精通しているコンサルタントがいて、依頼者がどんな系統の味を出したいと言っても、それに合う専門店で何日か研修を受けさせ、その間に開店準備を進める。物件探しから店舗設計、仕入れ先の選定、広告やオープンのサポート要員の手配、諸届けまで、素人でもたちまちプロとして万全の準備を整えてくれる。
依頼者のやることは、主に店のコンセプトや店名を考えること。例えば「伝統的な中にも、驚きのある味 ラーメン宅悦」と決めたら、あっという間に筆文字のロゴと戸板をモチーフにしたマークを作ってくれる、という具合だ。そして最も大切なことは、コンサル費を払うこと。それさえできていれば、味とかどうとかは大した問題じゃない。
CG技術としては何の工夫もないが、凝ったものだけでなく思いついたものを簡単にすぐ形にするのも、CGの使い方の王道だと思う。
※オレ流こだわりラーメン道・新看板登場!(2024/4/6)
ラーメン屋=行列のできる店のイメージですね。昔、札幌に移住してきたその日に桑園辺りで目についたラーメン屋の暖簾をくぐりました。「ラーメンください!」何故か客も店員にも驚いたように見られました。店員が「何にしますか?」???『ラーメン!!』???『味噌?塩?醤油?』そこで初めて札幌ラーメンとの出会いでした。今まで大阪ではシナ蕎麦とか言っていましたから余りにも新鮮で、しかも味噌ラーメンなど聞いた事も無かったので『味噌っ!』と慌てて答えました。それは今まで味わった事のない旨さだったのです。それからしばらくは味噌ラーメンの虜になり、それも卒業すると、今度は塩ラーメンへと嗜好も変わりました。醤油味は本州でたっぷり味わっていたので余り興味が湧きませんでした。札幌は味噌か塩ですね。札幌に来た当時、円山のアパートのすぐそばのラーメン店「ラーメン博士」の親爺さんには親切にしていただきました。札幌で温かい人情に触れたのもラーメン店でしたね。
最初の味噌ラーメンは子供の頃で、父親に連れて行ってもらいました。多分父もまだ珍しいので行ってみたかったのだと思います。ナルト、シナチクの醤油ラーメンを安く出す店は、ずっと減り続けて来ましたが、ちょっと前には若い店主があえて500円くらいで昔のラーメンを出す店がポツポツ出始めてました。でも、コロナによる来客減と最近の物価高騰で、値上げせざるをえなくなったようです。
こんなラーメン屋には入りたくないですね(笑)。でも変わり者ばかりをターゲットにして居れば当たるかも知れませんね。おっしゃる通りラーメン店は誰でも始められるみたいですね。全員がコンサルタントに依頼しているかは知りませんが、いずれかの店で修行か、もしくは食べ歩きして自店の味を追求しているのでしょう。知り合いでは、元BMWのセールスマン、地場広告代理店のクリエーター、映画CM会社のキャメラマンなど、そうそうたるメンバーです。それでいて続けていると言うのですから味は本物なのでしょう。生憎、私は若い時にはラーメンライスを昼食に決めて居ましたが、或る時、同僚に連れられ入ったラーメン店の名物「多めの油が浮いたラーメン」を食べてからは、すっかりラーメンから遠ざかってしまいました。ですから熱々の美味しいラーメンに憧れてはいますが、トラウマであれ以来、未だにラーメン店の暖簾をくぐっていません。
壁にごたくの書いてある店や、従業員が揃いの黒いTシャツを来ている店は、あまり入らないことにしています。従業員がやたらに多いので、人件費にばっかりコストをかけてるような気がします。ああいう職業は、親父さんと家族がほぞぼそやってるくらいでいいんですけどね。