2月14日はバレンタインデー。そこでタイトル画像を変えてみた。高度な技術は使っていないし、アイデアもデザインも大したものではないが、権利の問題がやかましくなってきた折、簡単にオリジナルができるCGのメリットは大きい。同じ絵を、お絵描きソフトで描こうとするとなかなか大変だ。AIを使えば簡単に権利をクリアした画像ができると思われていたが、最近ではかえって話が面倒になってるらしい。だからといって某いらすとばかりになってしまうのも、味気がない。
CGは少々とっつきづらい部分もあるが、常に最高品質のものをめざさないなら、手軽にほしい画像をつくることができる。以前はよく小さな工務店と組んで、本来完成予想図を提出しないような個人施主などに対し、図面と一緒にCGを提出してプレゼンを成功させた。住宅や施設だけでなく、「工事現場の産業廃棄物分類施設の完成予想図」というような、あまり完成予想図を作らない分野で効果を発揮した。仕事が取れなかったら薄謝程度という約束だったが、他社がそこまでしないのだからなかなか成功率が高く、均せば十分良い仕事になった。これが仕事が決まった後の正式な完成予想図の依頼だと、コストや時間のかかる画像素材を使わなくてはならなくなる。低品質だが安上がりで、手早くCGを作ることに徹したので、図面のおまけにつけることができた。
CGが登場したときには、誰でもそういう使い方ができる時代が来ると言われていたのだが、使う環境が整う割に軽便な利用が進んでないような気がする。
CGを簡単に作れたらいいのですが、最初から敬遠気味だったツケが今になって後悔する結果になってしまっています。後回しにして居るほど遠い存在になり益々手が付けられない現状です。これも日常の目先の事ばかりを優先して来た結果ですね。目先の事は優先的に無難にこなしてきましたが、最近気になるのは、むしろ、これまで素人と思われていた若年層や若者たちがインスタグラムなどで出来合いのアプリなどで画像処理などを行い、しかも会社の広報的な役割まで行う様になりました。決して完成度はそう高くはありませんが、そんな時代なんですね。