タイトル画像の話 / ボラード

船着き場にあって、もやい綱をひっかけるマッシュルームのような形をしたものは、「ボラード」という名前だと知った。ああいう不定形なものをCGで造形するのは苦手だが、挑戦してみたので、ついでに豪華客船も置いた。とはいえ、ただの壁で船体までは作っていないが、船に見えるだろうか。

豪華客船といえばタイタニックのような巨大な船は、船倉がいくつもの隔壁で仕切られていて、どこかが浸水しても防水扉で密閉できるので、本来なかなか沈まないものらしい。タイタニックの沈没は巨大氷山にぶつかったのが原因だが、激突というほどではなく、横っ腹を擦ったようなぶつかり方だった。大きなショックもなかったので、船長は持ちこたえるのではと期待したらしいが、傷は浅かったが長々と多くの隔室を横断していたので、閉鎖が追いつかなかったらしい。

昨年沈んだロシア黒海艦隊の旗艦モスクワの場合も、ミサイルの2発程度で沈むはずのない船だった。隠れるところのない海の上にいる戦艦は、ある程度の被弾は覚悟の上であり、浸水箇所はただちに船員が閉鎖してしまうはずなのだが、どうやら扉を閉める訓練をしっかりしなかったのもむざむざ沈没した原因のようだ。巨大船も、結局人間の力で浮いているということらしい。

6 thoughts on “タイトル画像の話 / ボラード

  • 4月 10, 2024 at 05:04
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    小樽港へ、空母キティ・ホークを見に行った事がありました。あの巨大な鉄骨建造物が目の前の海に浮かんでいる事すら不思議でした。どう見ても浮力よりも重力の方が遥かに勝るのでは?と感じて、絶対ムリと思えたからです。しかし、確かに波に多少なりとも揺れてはいましたから、浮かんでいたのです。おまけに空母ですから甲板には戦闘機も数機いた訳です。アメリカらしく信じられないくらいにふざけた漫画風のイラストが機体に描かれて居ました。我が国の自衛隊では許されない?でしょうね。国費の戦闘機ですから私物化の様には行かないですからね。でも、いつか我が国自衛隊の戦車が車検場に入庫した2両には赤ペンキで大きくSEXと書かれていましたよ?。米軍だって自衛隊だって命がけの仕事ですからね。仕方ないと言えばそれまでですが。キティ・ホークに戻れば?一番カッコ良かったのは黒人女性の水兵さんでした。アーミーと違って超スタイルの良さにピタッとしたコーディネートはまるでモデルでした。肝心の戦艦よりも、つい違うところも見てしまった私でした。キティ・ホークも戦車も撃沈や撃破されませんように。

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    • 4月 10, 2024 at 09:24
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      空母は喫水線から下の部分がかなり大きいので、そのバランスで浮かんでるようです。なので、船着き場はかなり深く掘り下げなくてはならず、日本にはその深さの港はないそうです。(※米空母が着岸したのは、米軍基地内の港のはず)
      スタイルのいい水兵さんは、空母よりもいつまでも心に残りますね。

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  • 4月 10, 2024 at 04:42
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    マイクロソフトのAIソフトで画像作成のPRが有ったので無料版を試してみましたが、確かに簡単に空想的な画像も簡単に作れましたが、保存もダウンロードも途中で辞めました。AIイラストレーターはつまらないと思ったからです。しかもスマホでも利用できる「とか?最後に月額20ドルとかのコメントでした。苦労しても、或る程度は自分の力で描きたいものですね。でもパソコンは頼らざるを得ないツールになりましたが、お蔭で手描きイラストを描かなくなりました。

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    • 4月 11, 2024 at 11:22
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      AIは、著作権の問題がいまいちはっきりしていません。自分がAIに作らせたから安心していると、突然訴訟などということも。手作業ならどこかを参考にしたとしても、危ないところは修正できますからね。また、効率を求めないなら、なおさら自分で描いたほうが充実感がありますね。誰もがネット上で作品を公開できる時代だと、最初から完成度の高いものを見せないといけないような気になってるのでしょう。ネットのごく初期は、みるからに素人くさかったり、勘違いしてるのが氾濫していて、それがまた良い味わいでしたが。

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  • 4月 10, 2024 at 04:34
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    クローズアップされた豪華客船でしたか。最初は正直分かりませんでしたが小樽港などで見た事を思い出しました。大型船にも弱点があるんですね。そう言えばあの巨大で不沈艦と思われていた戦艦大和だって蜂のように群がるグラマンのたった一発の爆弾を煙突に喰らっただけで沈没してしまいましたね。詳しくは知りませんが、排気口は塞げる事ができなかったのでしょうか?雪の多い北海道の昔からのストーブの屋根付き煙突の形式ならもしかして防げたかも知れませんね。

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    • 4月 10, 2024 at 09:30
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      バックの大型客船のバランスは適当です。まともに作らなくても船に見えないかと試してみました。しかも最初の目的のボラードも、全然目立たない場所にいってしまいました。
      戦艦大和は無数の爆弾や魚雷を浴びて、なかなか沈みませんでした。戦艦はそれが普通で、むしろモスクワのほうが驚きだったようです。いずれにせよ、爆撃できるほど近くまで敵を寄せ付けてしまったらその時点で負けみたいなものでしょう。

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