NASA のパーカー・ソーラー.・プローブは、3 月 17 日に太陽への15回目の接近を完了し、太陽表面から 530 万マイル以内に到達した。
今回の接近は、地球や他の太陽観測宇宙船からパーカー・ソーラー・プローブの姿を観測できる位置で行われた。これは3~4軌道に1回しか起こらない位置で、太陽風が太陽系内に届くまでの変化などを確認する絶好の機会だという。このため世界各国の40の天文台が、遭遇前後の数週間、可視、赤外線、電波望遠鏡を太陽に向けて観測するキャンペーンを行った。
動画
接近中、宇宙船は時速 364,619 マイルで移動。これはニューヨークから東京までわずか 1 分強で飛行するのに十分な速さである。
前回の記事で、2 月 13 日にパーカー・ソーラー・プローブ装置の電源を入れ直した後、自律システムをオフにしていたが、3 月 10 日に正常に復元。すべてのシステムが正常に動作しており、良好な状態で今回の接近遭遇に参加した。
NASAの動画で見ると、こんなに接近して高熱で溶けてしまわないか?心配になりいますね。どんな耐熱策を取っているのでしょうね。それにしても太陽の活動も変化して居る訳ですから、この活動に変化が起きれば地球を含めて太陽系の惑星は大変な事態に陥る事は必至で考えるだけで怖いですね。普段は誰もが当たり前のように、お天気ニュースを観て、天気が良いだの悪いのだのと過ごしていますが、知れば知るほど太陽の偉大さを知らされます。
水冷だとか。太陽に向けた耐熱板の中を水が流れていて、本体は耐熱板の背後に隠れているそうです。太陽の表面はガスのように希薄で遠くまで広がっていて、地上から見える大きさよりずっと大きな部分を太陽としているようです。この宇宙船は、その表面に触っていることになるそうです。今回は地球からも見える位置関係で太陽に接近しましたが、最後の接近も同じような位置関係なら、太陽内部に突入するところまで情報を送ってくるかもしれません。