ビオラの調子が良くなってきた。当初は大きい分扱いにくく、音色もややこもったようで冴えなかったが、最近は大きくて堂々とした音が出るようになってきた。バイオリンのほうは8千円の激安で、多分素材は合板のプレスだが、ビオラは中国製のお買い得品とは言え、単板からの削り出しである。ここに来てその真価が現れてきたような気がする。
一方のバイオリンは、はじめからハーモニカに近い濁った音なのは承知の上だったが、最近は足踏みオルガンのような音になっている。カントリーなどなら味があるが、きれいな曲には似合わない音だ。買って3年弱だが、このへんが限界なのかもしれない。
聞きかじりだが、木をつかった楽器の場合、安価な合板製は買ったときがピークで、だんだん音が悪くなるが、無垢材を使ったものは当初は音が出にくいが、正しい音程を出し続けていると徐々に音質が良くなる。そして名器と呼ばれるものは、そのピークが100年以上続くのだという。
バイオリン類ではないが、邦楽の鼓は新品は音が出ないので、稽古場に置いておいて、音が出るようになるまで弟子に順番に叩かせるのだそうだ。
以前から、ジャズやポピュラーにはバイオリンよりビオラの音域のほうが合うような気がしていたが、最近そういう動画が少しずつ増えてきたのが楽しみだ。
今度,マウスピース持参で楽器店で比較的安価なペットを試奏してみたくなりました。材質で音が違うのか試してみたいからです。昨年に比べて全体に高くなっていますね。例えばポケットトランペットは15,000円だったのに,今では30,000円近くしていますから。
楽器は高くなり続ける感じがしますね。自分の買った楽器のその後を、例のKEEPAで見ると、だんだんいっぱしの値段に近づいてます。トランペットもそうでしょう。多分人気が出ているんだと思います。
僕は,手に入れたアコギを最近いじっていないことに気づきました。チューナーのボタン電池も駄目になっているかも知れません。実は,楽器は自宅に置けません。以前自宅で棚に仕舞っていたギターが地盤の緩い土地で,トラックが通るたびに揺れて落下。下に居た息子の頭部を直撃!血が噴き出したので,救急車を呼んで病院で縫合しました。また,トランペットは息子の友達たちが悪戯して管を曲げてしまいました。いずれもゴミステーション行きとなりました。そんな事件後,楽器は長い間封印していました。最近入手のアコギは会社にも置けず,クルマにはケースもかさばるので,知人宅に預けています。4月に入手のトランペットはケースも小ぶりなので,何時もクルマのトランクに入れています。一昨日,久しぶりに郊外のクルマの中で練習しましたが,音階はどうやら吹けるようになり?(高音域に難はあるものの)簡単な楽曲の練習を始めました。まだ音質は割れたり安定はしません。多分?楽器のステンレスのような素材のせいもあるような気がします。音色の硬さと,相変わらずピストンが少し愚図るので,この辺が高価な楽器との違いかなと思います。マウスピースは3Cの金メッキのタイプが一番いいようです。付いて来た7Cは使わなくなりました。後から購入した3Cと5Cを合わせるとペット本体より高く附いた事に,今になって気づきました。もう少し安定したら少しいい本体が欲しいです。
いい楽器、欲しいですよね。一旦、楽器のことを考え始めたら、買うための言い訳がいくつでも思いつきます。私はそうならないよう、ブログの冒頭で、安物だがこのまま大事に使うと宣言しておいたのですが、2年めを越えたころから心は揺らぎっぱなしです。考えなければ良いんですが、考えるだけでも楽しいのでやめられません。特に仕事が忙しくなると、頭も疲れて来て「自分にはその資格がある」とか「けっこう稼いだし」とか考えはじめます。我慢しすぎるとそのうち、「一目惚れ」だの「天の声が聞こえた」だのと言って衝動買いするかもしれません。困ったことに、年をとってからは「今のうちにやっておかないと、先はそう長くないんだぞ」という誘惑もあります。おかげで、女の子のことを考えてるティーンエイジャーのような気持ちでいられるのは、楽器の効用(?)ですね。