ビッグデータと通行量ヒートマップ

現在、どの道路にどれくらい通行量があるか、世界中の車や携帯電話のGPSデータを集めて、リアルタイムのヒートマップで表示しているのが

Strava Global Heatmap

である。
ここでは、密度の高いところは白熱した色、少ないところは暗い色で表示される。自動車や携帯電話のGPSデータは、本来は移動経路まですべてわかってしまう個人情報なのだが、こんなふうに誰のものか判別できないように集めたビッグデータとして使うと、いままでできなかったことが可能になる。最近は様々な個人情報を扱うサービスで、此のような使い方をする旨、事前に說明されることが増えてきた。

例えば東北大震災の時には、車のGPSデータのマップにより、道があるのに全く車の通っていない箇所が見つかり、土砂崩れを発見することができた。ヘリのパトロールや一般からの報告よりもずっと早く、陸の孤島化した箇所に救難に向かうことができた。

また、いつも通る道を拡大して、他と比べるだけでも面白い。例えば山の中に妙に明るい場所を地図と比べると、意外なところに人が集まる場所があるのがわかる。また高速道路が案外暗いが、これは車間距離を長めにとるせいで密度が低くなってるのかもしれない。地図で見ても何もない海の上に、妙に明るい場所があったりすると、秘密の施設があるのではないかなどと、想像力を掻き立てられる。

※ちなみに先日まで三陸沖に不思議な光点があったが、話題になったら消えてしまった。楽しい!

インターネットマップの世界

8 thoughts on “ビッグデータと通行量ヒートマップ

  • 3月 5, 2018 at 14:16
    Permalink

    Ridesは二輪やトライクのような三輪でしょうね。これもヨーロッパは多いですね。Runsは歩いたり走ったりする人でえすか?。Water activitiesはレジャーボートやホバークラフトでしょうか?。winter activitiesは雪上車やスノーモービルもあるでしょうが、北欧に多いところを見ると四輪駆動の車ではないでしょうか。4WDなら雪が多い冬も生活の足として活躍していると思いますよ。

    Reply
    • 3月 5, 2018 at 17:55
      Permalink

      自宅付近を最大まで拡大したら、確かにこんな交通量だろうな、という感じでした。真っ暗なところがあるので、携帯を持って行けば、これは自分だとわかるかもしれませんね。

      Reply
  • 3月 5, 2018 at 14:05
    Permalink

    金ジョンウン氏は、サンルーフ付きの防弾ガラス仕様のメルセデス・ベンツのリムジンに乗って現れますね。意外や、GPS追跡で一目瞭然かも知れませんね。

    Reply
  • 3月 5, 2018 at 11:39
    Permalink

    ヨーロッパは凄いですね。それに比べて、ロシアは暗いですね。広大な土地だから密度が低いのでしょうか。

    Reply
    • 3月 5, 2018 at 12:00
      Permalink

      乗り物別の切り替えボタンに「winter activities」とあるのはスノーモビルか何かかもしれませんが、これもヨーロッパが多いですね。アルプス山脈のあたりと、なぜかオランダも多い。日本ではニセコのあたりが明るいのは、なるほどですね。

      Reply
  • 3月 5, 2018 at 11:36
    Permalink

    韓国も明るいですね。それに比べて北朝鮮は真っ暗なのが気になりますね。全く活動していないのか?それとも地底都市でも作っているのか?ですね。

    Reply
    • 3月 5, 2018 at 11:53
      Permalink

      北朝鮮で車を作ってるかどうかわかりませんが、あってもGPSがついてないのかもしれません。GPSのある外国製の高級車だけマップに出るので、VIPの所在地も丸わかりとか。

      Reply
  • 3月 5, 2018 at 11:33
    Permalink

    北海道に限れば、札幌と旭川と帯広だけが明るいですね。他は寂しい限りです。リアルな経済状況と受け止めていいのでしょうね。

    Reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です