ちょっと変わった詐欺を見つけた。
ある時、ブログを書いている知人が、自分で書いたひとつの記事のタイトルそのものを検索した。検索結果の一覧からサイトへ飛ぶと、そこはアダルト動画を紹介した、似ても似つかないサイトだった。誰かが知人のブログのタイトルを勝手にコピーし、アダルトサイトのページを作ったらしい。
記事タイトルはある程度長さがある文字列で、他人が偶然全く同じ言葉を検索するとは考えにくいから、犯人の狙いはブログの管理者である。検索結果に違和感があれば、かえって確かめてみたくなるのが人情だ。知人もそこをつかれてサイトにアクセスしてしまったが、幸いウィルス等の感染はなかった。いろいろなブログサイトを巡回し、自動的にタイトルを拾ってきて、既存のページに取り付けるプログラムを書くのは、技術的にはそれほど難しくない。そういうプログラムの接触を拒否することはできるが、Googleなどの検索エンジンが新しい記事を拾って登録するしくみまで拒否することになるので、使うわけにもいかない。
スパイ映画にあるように、高度な技術を駆使して侵入してくるハッカーやウィルスも怖いが、ほんとうに怖いのは頭と言葉を使った人間の詐欺だ。悪だくみという点では、まだまだ人工知能は人間に及ばないようだ。
暇な人もいるものですね。それとも恨みでも?。ただの嫌がらせ?ですか。こんな場合追跡はできないものですか?。誰がやらかしたか。本人にも隙があったことは間違いないですね。やたら名刺か何かでブログの宣伝をして、たまたまヤバいのに渡ったのか?それとも最近のブログで痛手を受けた某、旅行ネット販売業者か?。いずれにしても批判的記事には嫌がらせは付き物ですね。誰でも信じすぎるのもいけませんね。
個人ブログとはいえ経営者なので、会社の情報まではオープンになっている上、ブログの管理自体はスタッフが行ってるので、事務的に検索先をチェックしてしまうなど、相手の狙いは案外狡猾です。バラまき型より絞り込んで来てるので、その分危険も大きいかもしれないと思っています。