コロナ事態が起こって、スーパーなどではそれまでむき出しで陳列していた食品を、一斉にラッピングした。今までの考え方なら、より衛生的になったと言えるかもしれないが、コロナに関してはちょっと違うようだ。
コロナウィルスが、どんな材質の表面でどれだけ生存していられるか調べた結果、紙の上では3時間で消滅したが、プラスチックやステンレスの表面では、7日間も生存していたそうだ。また、一般的に生物の表面には常在細菌がいるので、外部から付着した病原菌が生存しにくい。となると、例えばリンゴを感染者が手にとってまた棚に戻した場合、ラップしないほうがマシだったということになるかもしれない。ステンレスのドアノブに触れたり、自動ドアのスイッチに触れて、密閉された空間に入ること自体、路上などよりリスクが高いのは言うまでもないだろう。
そこでポストコロナ時代の最新型青果売り場を考えてみた。まず、店は道路に面していて、シャッターを開けると、間口いっぱい開放される。正面はドアや壁が一切なく通気性は抜群だ。商品はパックされずに陳列台にむき出しで並べてあり、客は直接商品に触れずに、店員に声をかけて欲しい物を指差すだけ。包装もラップやプラスチックトレイではなく再生紙や紙袋にする。いっそ新聞紙でもいいかもしれない。また、紙幣や貨幣からの感染リスクを完全になくすのは難しいが、これもすぐにレジにしまい込まず、いったん天井から吊るしたカゴ状の入れ物に入れて、できるかぎり外気と紫外線にあてるようにする。釣り銭もここから取り出して渡すのだ。
さらに釣り銭を渡すときには、例えば20円なら20万円、150円なら150万円というように、あえて1万倍にした額を言えば万全だ。コロナ事態が続いて経済が破綻し、超インフレ社会にならなくてよかったと、常連客とともに確かめ合うためである。
今まで誰も見たことのない異様な販売スタイルではあるが、私はなぜかこのやり方が、けっこう自然に受け入れられるような気がする。
移動販売のキッチンカーで思い出しましたが、昔、独立するなら「移動オフイス」にしようか?と考えました。当時はキャンピングカーの様な車に携帯電話とPCと車載FAXと簡単なオンデマンドの様な印刷ができるコピー複合機を搭載してクライアントの近くだったり、或る時には山や海岸でコピーを考えたりと夢は膨らみました。しかし、そんなクルマの装備には相当な元手が必要と諦めましたが、今なら当時よりも安価に実現できそうですね。そして移動オフイスの中で外出自粛しながら仕事という具合に。
それは早すぎましたね。やるなら今でしょう。移動式自粛オフィスで仕事中と車体に書いて走れば、仕事が舞い込んできそうです。そういう捨て身な感じが、これからの主流かもしれませんね。
今回の新型コロナウイルス騒動で、焼き鳥とか、焼き芋とか、クレープとか、たこ焼き、等々のキッチンカーが、本来なら人の集まるスーパーの店先とかイベント会場などで商売するのですが、なんと住宅地に場所を替えて営業しているそうですよ。外出自粛をうまく利用した形ですね。さすがに彼らは固定した店舗を持たない代わりに動きが早いですね。
住宅街を移動する焼き芋屋さんも、原点に戻った感じですね。昔の人のほうが、万が一にも生き残れるようにしたたかに計算していたのかもしれません。
今の銀行は無防備ですね。今銀行ではネットに切り替え準備段階に入ったようです。郊外店舗など閉め始めていますから、ネットに弱い年寄りには優しくありません。しかし、このご時世にはネット販売が一躍台頭しましたね。そこだけは好景気ですね。
我々は買うだけですが、物流にしわ寄せが行ってるかもしれませんね。北海道への配送は不可というところが増えてきました。
手に触りますが、これに似た大きな八百屋さんが、山の手通りの幹線沿い、西野にありますよ。週末しか営業しないのですが、いつも満員です。今の状況下ではソーシャルディスタンスに反していますけどね。兎に角、大繁盛の八百屋さんですね。(確かマンボウとか言う社名でしたね)
間口開きっぱなしの八百屋もありますが、寒いけれど安心感があります。イベントでも店舗でも、これからはオープンエアだと説得力があるかもしれませんね。昔からヨーロッパの路上に、カフェがあるのが不思議でした。かなり寒い日もあるはずなんですが、今ならちょっと魅力を感じます。
昔の八百屋スタイルそのものですね。違いは、従来は手に取って、散々触って戻して迷って決める所ですかね。昔の販売スタイルって意外に理にかなった所も多いですよね。
銀行に行ったら、窓口に透明プラ板を立てて、下の現金や通帳の出し入れ部分だけ開けてありました。これも西部劇に出てきた銀行と同じになってました。