アメリカの民謡。かつて、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの演奏が日本でも流れた。また、スピルバーグの映画「トワイライト・ゾーン」の冒頭で、ドライブ中の男二人がノリノリで歌うシーンにも登場した。
メロディは陽気だし、歌詞も「深夜特急よ、オレを照らしてくれ」と繰り返すばかりで、大した意味などない脳天気な曲のようだが実はけっこう深い。黒人差別が激しかった頃、警察は黒人だというだけで因縁をつけ逮捕した。そうやって理由もわからずいつまでも拘束される黒人たちの間で、拘置所の鉄格子の窓から差し込む深夜特急の明かりを浴びた者が釈放された、というデマが流れるようになった。極限状態でまともな判断力をなくした黒人たちは拘置所の窓にすがりつき、深夜特急を待ちわびる、という曲である。
そういえば南北戦争の頃、南部の奴隷を連れ出してひそかに北部に運ぶ白人の組織があって、名前を「Aトレイン」と言った。(エリントンの名曲とは関係がないらしい)鉄道というのは、黒人の差別からの開放の象徴なのかもしれない。とかっこつけて真面目ぶってみたが、やっぱり脳天気な曲だ。
魂ですね。魂の無い音楽は心に響きません。曲も歌詞も、心に残るものがいいですね。最近はやたらと音楽が溢れすぎていて覚えきれないくらいです。覚えられないと言う事は?魂が入っていないのか?それとも僕の魂が抜けてしまったのか?
むしろ死にかけの老人が、くわっと目を開くような音楽をきかせてほしいです。やっぱり魂ですね。
歌詞の内容を把握しなければ、聞き流してしまいそうですね。曲風がいかにもSLのようなリズムですね。労働歌にも似ていますね。確かに悲壮感は伝わってきませんね。むしろ希望に向かって突き進んでいるような力強さを感じます。カントリーのジャンルになるのでしょうか。
これはカントリーでしょうね。若い頃はこういう単純なコード進行やリズムの曲は敬遠してましたが、最近好きになってきました。タンゴなども、昔はあまりに感傷的でクサいと思ってましたが、最近は心に染みますね。