日本人の12%は左利きと言われており、ハサミからゴルフクラブまで、さまざまな左利き専用製品がある。だが、日常生活に欠かせないものでありながら、なぜかこれまで左利き用製品がなかった和食器に、ようやく専用セットが登場した。
これは京都の老舗食器メーカーが開発したもので、飯茶碗、汁椀、箸、小鉢など、いずれも日本の伝統的な磁器、漆器でできた本格的なセットだ。左利き専用製品はコストがかさむなどから、以前はメーカーもなかなか製造に踏み切れなかったが、近年は家庭でも左利きを矯正しなくなったことなどから、左利き人口が増え、一定の需要が見込めるようになったという。専用食器は使いやすさだけでなく、器の正面を正しく向けることができるという、日本の作法や美意識の面でも優れているという。
実際にこの食器を使った左利きの人からは
「左手と右手は、指の向きなど全然形が違います。なので、右利き食器には同じように見えても、私達にしかわからない微妙な使いにくさがあります。この食器があれば、食事がたのしくなりますね」
と語ってくれた。
メーカーには、すでに左利き用のナイフやフォーク、ディッシュなど、洋食セットの発売を望む声も届いており、技術的な問題が解決し次第、発売の予定だという。我々もこれからは、こちらがお茶碗を持つ手というような決めつけはできない時代になるかもしれない。
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ある筋から新元号の情報漏洩です。漢字は不明ですが、音読みカタカナでしか分かりませんが「アンシン」らしいです。推測ですが?アンは「安」。シンは「晋」。」ではないかと?。
我が家にもありますよ。左利きの箸もフォークもナイフも全部。なのに?家族に左利きは誰もいないので仕方なく使っていますが。
さすが、新しいものに敏感ですね。メーカーの企画書によると、從來の右利き層にも、ファッションとしての普及を狙うというコンセプトがあるそうです。