弦を張り替える

復活した中古バイオリンの弦を張替えてみた.一度音の出なかったE弦だけ取り替えてみたのだが,無事鳴るようになったので,買った時からついてきた残りの弦も,すべて取り替えることにした.その最中に奇妙なことに気がついた.

ブリッジのプラスチックチューブもともと貼ってあった弦には,細くて短いビニール製のチューブを通してあるのだ.ネットでこれに関する情報を探したところ,こんな画像を見つけた.「ブリッジプロテクター」という名前で,ブリッジの上で弦を支えている.確かにこれならブリッジが削れてしまうのを防げるかもしれないが,こんな雑なことをしていいのだろうか?

 

bridge protector

また、同じくブリッジを守るため,E弦の部分にだけ黒檀を埋め込んだものもあった.その他にもE弦の乗る部分にプラスチック製のシールを貼ったり,見てもわからないほど小さな象牙片をを乗せる例もある.
ブリッジに使うのはメイプル材だそうだ.非常にスムーズに削りやすい性質の木だが,同じように弦でも削られやすいのだろう.そこまでするくらいなら,ブリッジ全体を金属とか硬質プラスチックにしてしまえば良いようなものだが,多分音が悪くなるのだろう.そういえばどこかで,ガラス製のバイオリンを作ったというのを聞いたことがあったので,検索してみるとブリッジと魂柱だけは木製だった.ここだけは譲れないものらしい.

ところで弦の張替えをやってみて,糸巻き部分についても分かったことがある.

次回「糸巻きについて」(3/8 AM0:01 投稿予定)
乞うご期待!

One thought on “弦を張り替える

  • 3月 7, 2016 at 07:30
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    今度は弦ですか?いよいよ本格的になってきましたね。僕は「C」と「Am」のブルースハープを手に入れました。Amは歌謡曲なら大抵行けそうです。CとGはレッスン用。感覚だけでも早く身に着けたいので、通勤途中の車中で左手一本で吹いてみたりしています。

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