先程、新型コロナ緊急事態が全面解除になった。2020年は長いと言った人がいるが、まったくそのとおりだ。
すでに21日に解除された関西は、その前から発生数が少なかったため先行して解除されたのは当然だったが、残った関東と北海道は、とりわけ神奈川と北海道がここ数日むしろ増加傾向だったので、25日の解除は内心あきらめていた。自分が責任者だったら、当初予告の通り5月いっぱいまで引っ張ったかもしれない。北海道だけが残って、ヘイトを食らったらいやだな、などと考えていたくらいだ。
だから専門家会議の判断を信じ、現場で治療にあたってる関係者を信頼してはいるものの、全然安心感がない。せめてもうちょっとマスクはしていようかと思ってる。
世界に目を向ければ、不安はさらにつのる。ヨーロッパ各国は日本とはケタ違いの被害を被っているが、それらの国々の医療が、日本とケタ違いに劣っているとは思えない。感染力が強いと言われるヨーロッパ型が、日本にまだ上陸してないだけかもしれない。また、ブラジルなど南半球で感染者が増えているのも、コロナが冬に流行しやすいのかもしれず、日本も次の秋冬にぶり返さないとも限らない。子供の頃は世界がひとつになったら平和になると思っていたが、実は世界はとっくの昔にひとつになっていて、ウィルスの前では、政治体制のちがいもへったくれもないということを痛感した。
実は自粛期間中にドイツにあるものを注文したが、船が止まり、荷物は向こうに戻されてしまった。自分でさえそうなのだから、世界中でどれほど大規模で深刻な停滞が起こっているのだろうかと思う。とにかく、今、世界はコロナの真っ只中だ。
いつも通る幹線沿いのマンモス・ラブホテルの窓の灯が消えて久しいですが、緊急事態宣言解除で、また灯りが点るのでしょうかね。濃厚接触そのものの施設のはずですから、営業再開にはならないかも知れませんね。巨大なビルが使えなくなっては経営者も大変ですから、今回、軽度感染者収容施設に手を挙げた大きなビジネス・ホテルの様に、第3次感染拡大を見越して隔離施設にでもなるかも知れませんね。余計なお世話ですけどね。
ラブホが再開したら、当然「濃厚接触キャンペーン!」ですね。何をするのかはわかりませんが。お医者さんごっこでしょうか。
核ミサイル疑惑で飛翔体が飛ぶたびにビクビクした時の事が懐かしいですね。超弾道新型ミサイルよりも、今では目に見えない新型コロナウイルスの方が脅威ですから皮肉なものですね。細菌なら生き物ですから自己繁殖しますが、ウイルスは人の手を借りて細胞に入り込んで組織を壊し悪さをしますから感染するまで分からない所が難解ですね。しかし我々が感染を拡大している事には間違いないので、これまでと違う行動や習慣を身に着けて行かなければいけないのでしょうね。買い物も少人数で、マスクやフェース・ガードして、おしゃべりや大声は控え、長居せず短時間で済ませるとか、エレベータや乗り物では背中合わせに乗りあうとか、ハグや握手は止めて、携帯用エタノールを常備携帯するとか、これらエチケットを守る事が最低限の心構えになるでしょうね。
ミサイルでもたいがいにしてほしかったですが、世界的感染はさらにその上を行きましたね。以前、携帯用アルコール噴霧器の話を書いた時に、醸造元が吟醸消毒アルコールを作る話を書きましたが、なんとあれは実現しました。しかも何社か出したようで、飲食店で、客が選べるアルコール消毒というサービスを始めたそうです。コロナ終息宣言が出たら、「グッバイ、コロナ!女性店員による大ハグサービス!」なんてやらないでしょうかね。
ソーシャル・ディスタンスやマスク着用や手洗い、うがい、消毒の習慣が身についたコロナの効用ですね。オシャベリ好きの人たちにとっては苦痛でしょうが、対面での食事も小規模ライブ・ハウスなどスタンディングで参加するコンサートもイベントも影を潜めてしまいました。元に戻る事を期待する人が多いですが、この際、改善して行く事も今後に備えて必要だと思いますね。コロナ以前には当たり前のように病院にも行っていましたが、今回の自粛期間には全く行きませんでしたから、今後も余程の時以外は余り病院にも行かない方がいいでしょうね。買い占められていた品薄のマスクもコンビニあたりにも沢山出始めました。足元を見た高価転売も規制法が出来ましたが、少し遅かったですね。
マスクは特に若い人ほど多くつけているようで、ありがたいことだと思います。企業でも、ぼったくり価格でもなんでも、とにかくマスクを買い込んで社員に配ったところが多数ありり、これが結局社員の家族にまで行き渡りました。ぼったくりは悪い事のようですが、すべての人に行き渡らない以上、社員の命は金に変えられないと考えたところに優先的が優先的に手に入れるのですから、そう悪いことでもないと思います。