最近知った意外な事実

インターネットのおかげで、昔からの常識がひっくりかえることがある。歳をとっていると多くの「常識」が頭に詰まってるが、その分ひっくり返されることも多い。いわば日々新しい驚きに満ちている。これも歳を取ることの醍醐味だと思う。

本の腰巻きで見かける「重版出来!」は、「じゅうはんしゅったい」と読む
てっきり「デキ」だと思っていた。なんとなく幼稚な言い回しだとは思っていたが、コミックなどで使われることが多かったせいで、辞書まではひかなかった。一体何十年知らないままでいたことか。

鳥類はいわゆる”鳥目”ではない。
人間の近くで暮らす鶏が、視力が弱くて夜に活動できなくなるので、すべての鳥が夜に目が見えなくなると思われていただけ。ふくろうだけ例外というわけではないらしい。

日本で最初に拳銃所持を認められたのは郵便配達員。
1871年(明治4年)のことで、警察官より50年も早いという。その昔は現金封筒が多かったから、妥当だったのかもしれない。が、警官の携帯が50年後というのは意外だ。明治がそれだけ平和だったのか、それとも警官を襲っても一文にもならなかったからなのか。ちなみに現在は郵便配達に拳銃は許可されてない。

ネットのコメントでの「買い言葉」を、『コメント応手(おうしゅ)』という。
応手は囲碁将棋の言葉で、相手の手に合わせて打つ手のこと。ネット上でのコメントというと聞き苦しい罵り合いばかりのように思われがちだが、案外通なことを言ってたりする。

捗る
これを「はかどる」と読むことは最近知った。ネット上での使い回しがスラングっぽいので、読みにくい字をわざと使ってるのかもしれないが、少なくとも自分は読めなかった。漢字を知らないのは恥だが、難読漢字ばかり使うのも印象が悪い。文は人なりで教養や気配り具合まで伝わってしまうものだが、最近は変に難しい漢字を見かけることも多い。漢字変換の候補をそのまま使ってしまうからだと思うが。

4 thoughts on “最近知った意外な事実

  • 7月 7, 2025 at 07:05
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    ずっと誤解していた読み方や物事って、誰にも有りますね。その原因は?正確に教わらなかった事もありますが、誰も指摘してくれなかったと言うケースも多いでしょうね。私にも心当たりが有りますが、かつて勤めた会社の社是の文章を朝礼で支店長に続いて読み上げるのですが、その支店長自身が『遵守(じゅんしゅ)せり』を『尊守(そんしゅ)せり』と読み上げていました。確かに字は似ていますが、我々は分かって居ても指摘せず、むしろその部分を小さな声でごまかして聞き流していたものです。立派な大学出の上司に向かって間違いを指摘する言いづらさも然る事ながら、恥をかかせるのもどうか?との気遣いもありましたね。

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    • 7月 7, 2025 at 08:19
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      本を読んでる人ほど多くの文字に接するので、間違えて覚えるものも多くなるんでしょうね。しかしこれは指摘しにくい。教えてくれてありがとうと言えれば度量の大きな人といえますが、あまりそういう人はいないですから、逆恨みされかねませんしね。でも、正しいと思って覚えてしまう人もいて、会社の恥になるかも知れないとなると、上に立つ人というのも大変ですね。

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  • 7月 4, 2025 at 07:13
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    現代のネット時代の常識は、かつての「当たり前」とは異なりますね。例えば、スマホが生活の中心の代表的なものでは、情報収集、買い物、決済、エンタメまでスマホで完結するのが当たり前とか。
    SNSでの「いいね」や「フォロー」が人間関係にもつながり、従来の対面に代わりオンラインでの印象が影響するとか。またLINEやメッセージアプリの即レス文化が当たり前で、既読スルーは気まずさの原因になるとか?。返信のタイミングさえ暗黙のマナーになっているようですね。また 情報の真偽を自分で見極める力が必須で、その常識を知らずに高齢者の詐欺被害も日に日に増加。ですからフェイクニュースや誤情報が溢れる中、複数ソースの確認が「常識」にさえなっていますね。またプライバシー意識の高まりで、本名や顔写真の公開はもちろん、私見を決めつける言動(ネット上)も慎重にしなければいけませんね。個人情報の扱いに敏感な人が増えているとも言えますが、ネット上の発言は“半永久的”に残るのと、一度投稿した内容は削除しても拡散される可能性があるため、発言には注意と責任が伴いますね。こうした常識は、今後も時代や世代によっても変化するのでしょう。
    私達高齢者が、昔の常識を振りかざすよりも、こうした時代変化に伴う「常識の揺らぎ」そのものを楽しむ方法もあるのかも知れませんね。

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    • 7月 4, 2025 at 09:16
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      私の知識の8割以上は、ネットからのものです。ネットがなかった時代には、簡単な情報でも探すのに時間も金もかかりました。東京に行かなければ手に入らない情報も多かったです。その分、さまざまなジャンルの「オタク」とのつきあいが必要で、この件はあいつに聞こうとか、別ジャンルのオタクでも問合せておくと1人2人おいた先にいる類友のオタクからの情報が戻って来る、ということがありました。こういう情報網を利用できるためには自分も何らかのジャンルでオタクでなければならず、問合せが来たらなんとか調べ上げたり、より詳しい人に問合せたりしてました。この人的情報網がそのままネットに移し替えられたので、初期にはどんな情報でも手に入るのではないかとさえ思えました。誰でもネットを使い始めてからは、情報網も力不足になってしまいましたが、たまにSNSなどで当時のようなエキサイティングな情報網が見つかることがあります。

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