今回の李子柒は生姜。春に植えたものが、冬には何倍もの子をつける。日本の生産地はほとんどが四国だからか、栽培の様子を初めて見た。収穫した生姜の絞り汁に、金柑と棗、砂糖を入れて煮込み、それぞれ姜桔醤と紅糖姜棗膏に仕上げる。どちらもジャム状だが、醤と膏で名前が違うのは、ジャムや調味料、民間薬など、使いみちが色々あるのだろう。米と一緒に空煎りした米姜茶は、こちらでも出回っている生姜茶と違って、香ばしそうだ。このほか、豚足の醤油煮、アヒルの豆板醤炒めにもたっぷり生姜を使う。最後は大量の絞りカスを煮出して、足湯に。全く無駄がない。
生姜がは日本でもおなじみだが、使い方の幅広さが違うようだ。また、今回は棗も使っている。棗は中国ではごく一般的な食材で、料理もそうだが、物語にもよく名前が登場する。三国志の関羽の風貌も、棗のように赤い顔と紹介されていた。
生姜も棗も、いろいろな漢方薬に使われる生薬でもある。このシリーズの料理シーンでは、こういう薬になる食材を使うことが多い。すっかり洋食化してしまった自分の食事とだいぶ違うので、ちょっと心配になるほどだ。バターやとんかつソースにもそれなりの薬効があればいいのだが。
顔に似合わず、ワイルドで「女ランボー」?ですね。しかし気になるのは、最近化粧が濃い目になりましたね。
なかなか厳しい指摘ですね。本人は30代だと思います。日本だと「何歳になっても、自然なままの姿がかっこいい」というコンセプトが通用しますが、中国だとそこまでではないかもしれませんね。
生姜は田舎で作っていたのを薄々思い出しました。でも、薬味としてしか使っていなかったような気がします。茎も食材として使っていたような気がしますが定かではありません。こんなに幅広く使えるなんて中国の料理は幅広いですね。それにしても手際が良いと言うか、乱暴と言うかまいどの事ながら手早いですね。
切ったり叩き潰したり、収穫にも使えるあの包丁が決め手ですね。