英国でスターになった日本の植物 / ギボウシ

ギボウシという植物がある。

日本の古い家ではよく裏庭に植わっているので、名前を知らない方も、画像を見ればあああれかと分かると思う。日本や中国に自生していた日陰を好む植物であり、シーボルトによってヨーロッパにも紹介されている。日本ではそれほど珍しい植物ではないが、イギリスに伝わると大人気になった。

というのは花の形が騎士の象徴であるユリで、葉の形がハートだったので、合わせて「騎士道精神」という意味になったためである。もともと日陰を好む植物でイギリスの気候に合っていたこともあり、貴族の庭園に盛んに植えられ、品種改良も行われた。今では日本へも多くの新品種が里帰りしているという。

トイレの窓から見かける植物というイメージだったが、英国貴族の邸宅で、いわゆるイングリッシュ・ガーデンのスターに大出世とは、見る人が見て場所を得れば、日陰の身でも文字通りひと花咲かせることができるわけである。

4 thoughts on “英国でスターになった日本の植物 / ギボウシ

  • 10月 21, 2018 at 08:22
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    先日15日付道新に1P広告いっぱいに見知らぬ「少女の顔写真」に「№1. わ」のコピーが掲載されましたが、僕には何の事だか分からなかったのですが、TVのワイド番組で紹介されて初めて知りましたが、その少女はキムタクの娘らしく、ファッションモデルで有名らしいです。しかも全国の新聞をジャックした広告で、北海道新聞が1番目で、キャッチをつなげると「私は世界の事をまだ知らない・・・」などの文章になっているのだそうです。が?果たして全紙を見る人はどんな人達なのでしょうかね。奇をてらってはいますが・・・。

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    • 10月 21, 2018 at 23:00
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      新聞協会の広告だそうですね。それぞれの地域の人は一部しか見られないから、他のメディアで全部揃ったところを見たくなる、という狙いでしょうかね。アイデア的には、全社横並びで扱わなければならない制約から生まれた、苦肉の策にも見えますね。

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  • 10月 21, 2018 at 01:18
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    よく見かける植物ですね。珍しくもなく、見過ごしがちなあの植物も、所変われば品変わると言う訳ですね。国内で目が出ない人でも海外に行けば注目される例は沢山有りますね。パリコレのファッション・モデルなども、えっ?あの人が?と言う人が外国から見れば東洋的、エキゾチックとなる訳ですね。

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    • 10月 21, 2018 at 07:57
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      ファッション・モデルは確かにだいぶ違いますね。失礼な言い方ですが、肩書なし日本で広告に使ったら、スポンサーになにか言われそうな感じですよね。

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