楽器をやってる人は、「鼻歌が大事だ」と言う。弾きたい曲はいつも鼻歌で歌うようにしなさいという意味だ。鼻歌で歌えないようなら演奏もできない、と言われたこともある。プロの演奏には、楽譜にない装飾音が入っていたり、小節をまたいでテンポをずらしたりというような、細かい演出が施されている。その演出こそがプレイヤーの真価であり、そういう演出なしの楽譜通りだけなら魅力が半減してしまう。
名プレイヤーの演奏は、心に残る分、なんとなくわかったような気になってしまうが、自分で演奏しようとすると案外大事なところが頭に入ってないことに気がつく。楽譜にない演出部分までしっかり頭に入れるには、鼻歌が効果なのだそうだ。特に歩きながら鼻歌を歌うと、テンポを合わせる練習にもなる。お手本のプレイヤーが、わざとためを作ってタイミングをずらしていた部分などに気がつきやすい。
余談だが、英語圏のポピュラーソングが好きな人は多いが、英語は発音や強弱、音程の他に、リズムやテンポも聞き分ける言語なのだそうだ。ちょっとピンとこないが、同じ単語でも「タンタカタン」のリズムで発声するか、「タタンタタン」で発声するかで通じ方が違ってくるのかもしれない。だとすれば英語恐るべし、鼻歌練習こそごきげんプレイへの道である。
ところで、昔は仕事中でもなんでも、鼻歌まじりのごきげんな人をよく見かけたが、最近はめっきりいなくなった。同じ年寄りなら、キレる年寄りよりも鼻歌じいさんになろうと思う。
鼻歌を楽器の音に変えるソフトがある。サイトで試すこともできるようだ。
https://sites.research.google/tonetransfer
いつもの癖で演歌でも口ずさんだのだと思いますよ。演歌については好き嫌いが激しいですからきっとアレルギー反応だと思いますよ。国によっては、信じられないくらい日本の演歌を喜ぶところもあるそうですよ。
鼻歌も環境次第ですね。或る友人は鼻歌大好きですから、友達と海外旅行に行った時に、いつもの調子で鼻歌をすると、友達から苦情を言われたらしいです。耳障りなのか?嫌いな人も居るんですね。
TPOを間違えたのかもしれませんね。海外旅行ということであれば、飛行機が乱気流に入ったところで、飛んで飛んで、回って回って、とか歌ったのではないでしょうか。
鼻歌はメロディーだけですから簡単でいいですね。口笛も交えたりして楽器ではなかなか上達しない部分を練習したりはしますね。理想としては、お得意の楽器をハーモニカ(ブルースハープ)や口笛や鼻歌並みに、ぶっつけ本番的な演奏ができたらいいなぁ~と思いますね。最近は、なるべく楽譜を見ないで暗譜練習をしています。ギターなどは指が勝手に音を拾ってくれるようになって欲しいですね。
目指すところは同じなので、練習兼情報交換もしたかったのですが、去年からずっとアレでしたからね。多分一人でこもるより、良いだろうとは思うのですが。