2024年エウロパ・クリッパーの旅

2024年10月、NASAはフロリダ州のケネディ宇宙センターから木星の第2衛星「エウロパ」に向けて、探査機「エウロパ・クリッパー」を打ち上げる。この探査船には米国の詩人エイダ・リモン氏がエウロパに向けて書いた詩が、タンタルという金属のプレートに手書きの形で刻まれ、応募のあった人々の名前入りのマイクロチップとともに探査機の覆いの内側に納まる。この募集が昨年末まで行われ、私も駆け込みで参加した。

エウロパ・クリッパーは、地球から29億キロの旅を経て、2030年にエウロパに到着する。エウロパは月よりやや小さいサイズの氷で覆われた衛星。地球外での生命の探索に最適な場所の1つと考えられている、海洋世界が存在する衛星の1つだ。その周りを飛行し、氷の下の海に生命体が存在するか否かを調査する。その後2034年まで観測を続け、最期は同じ木星の衛星ガニメデに引き寄せられて衝突することになっている。

さて、そのガニメデだが、月などと同じく惑星の周囲を回る衛星としては、太陽系最大。水星よりも大きく、地下に大量の塩水があることなどから生命の存在も期待されていて、SF小説などでは、ガニメデ人が存在するというものもあった。もしそこに知的生命が存在するなら...探査船の衝突はテロである。
「大気も海も汚染されて、弱肉強食だの食物連鎖だのと未開な星だから放っておいたが、テロならただじゃおかないぞ」と報復に押し寄せるかもしれない。
「とりあえずこの名前の書いてあるヤツから血祭りだ!」

偶然私の名前が、ガニメデ人にとって最大の侮辱を意味してしまう、ということもあり得る

4 thoughts on “2024年エウロパ・クリッパーの旅

  • 1月 4, 2024 at 09:19
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    今年もジョークで明けまして、ジョークで〆ましておめでとうですね。電気自動車とか水素自動車とか燃料電池車とかクルマ業界も右往左往のこの頃ですが、宇宙空間なら無重力ですから推進装置も大気圏外に出てしまえば、さほど強力なパワーも必要無いかも知れませんね。極端に言えば自転車のペダルを踏む程度で進むのかも知れませんね。空飛ぶ自動車も地球上で必要だった大袈裟な推進用プロペラも不要で、デザインもシンプルになるでしょうね。

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    • 1月 4, 2024 at 11:30
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      ガソリンも高いし、これからは電気自動車の時代かと思ったら、やっぱりハイブリッドとか。門外漢の私にも、右往左往ぶりが伝わってきます。また、最近聞かなくなったと思ったブラック企業も、某カーディーラーで健在でしたし。
      宇宙空間に出てしまえば、たまに自動修正にエンジンをふかすだけで、あとは勢いだけで進みますから、リッター何万キロという超低燃費でしょう。ネットを見てると空飛ぶ自動車が次々発表されるので、期待して待ってるのですが、実現はまだ先のようですね。ぜひ見てみたいですが、乗るのはちょっと怖いです。JALのパイロットが操縦してくれるなら、炎上しても助かりそうですが。ちなみに海保のボンバルディアというのは、これまでも何回か事故を起こしてる機種です。人気があるので多数出回っているせいかもしれませんが。

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  • 1月 4, 2024 at 07:18
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    お正月も三が日を過ぎて、いよいよ2024年もスタートした感が有りますが、今年は元日早々能登で発生した大地震。続けて新千歳発JAL が羽田の滑走路で衝突炎上。北九州では大火、東京の山手線では刃物女と、大荒れの日本の正月と成っています。地球の各地では紛争が激化。SDGsなどとは正反対の動きが気になるこの頃です。宇宙にも生命体の存在する惑星が有るとしたら危険な地球とは関わりたくないと、地球探査はしないかも知れませんね。我々が身近に肉眼で見れる月のサイズはどのくらいのか調べると、地球を1周すると約4万kmと?意外にも私のクルマは7年目で14万km走行して居ますから、既に地球を3周半しているようです。月まではおよそ地球を9周半したくらいの距離になるそうですから、道路さえ有れば、20年も有ればクルマで行けそうですね。 但し燃料補給と食料補給は問題ですが。月の直径は約3,476kmと、直径約12,742kmの地球に比べ、およそ4分の1の大きさらしいですね。 地球をサッカーボールとすると、月はテニスボールくらいの大きさくらいだそうです。 月は地球の4分の1のサイズで、質量も81分の1ほどとの事でした。他の惑星に生命体が存在したとしても人間と同じ形とは限りませんから、楽しみでもあり、不安でもありますね。もし、エウロパ・クリッパーがエウロパに激突したとしても余程の高度な知能の生命体でない限り個人名の解読までは?不可能では無いでしょうか。ご安心を。

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    • 1月 4, 2024 at 08:51
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      悪いことばかりのようでも、1年、2年を通してみるとだいたい平均化されるので、これからに期待です。現在も宇宙探査は着実に続けられていて、一般人が名前だけでも参加できるというのは、すごい時代になったと思います。月といえば、今年は米の月面有人探査計画「アルテミス」が本格スタートします。今回は人間が乗って着陸しないで帰るそうですが、アポロで経験済みとはえ、長く中断すると、始めからやり直さなくてはならないことも多いようです。トヨタも参加してるそうなので、そのうち月までたった10年程度で行ける車が発売されるかもしれませんね。
      映画などは続編が大流行で、今度はアポロの続編かとも思いますが、新しいチャレンジも多いようなので、決して「月並み」とは言えないでしょう。

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