タイトル画像の話 / 無題

今回のタイトル画像は、すんなり作れた上に出来上がりもなかなか気に入っているのだが、どうにもコメントのつけようがない。最近、AIにできない仕上がりを目指しているので、プロンプトを作りづらい絵柄にしたのだが、おかげで自分でも説明のつかないものになってしまった。

制作にあたっては、ローポリでティム・バートン風という狙いがあったが、これはまあまあ達成できたかも。だが、白いひし形部分は中に穴が空いているのだが、小さすぎて意味がなかった。

ローポリというのは、物体を構成するポリゴンが少ない=ざっくり作っているということ。技術力と言うより、アイデアやセンスで勝負しようというスタイルだ。これは、PCのスペックが貧弱なので大作や凝ったものが作れないせいもある。が、80年代から3DCGソフトをいじってきた目から見れば、現在の制作環境は、ほんの数年前の最先端スペック&最先鋭ソフトそのものである。また、細部まで綿密に作り上げた3DCGは、なぜか生成AI作品に似てしまうような気がする。要は使いよう、というところを見せつけたいものだと思う。

2 thoughts on “タイトル画像の話 / 無題

  • 7月 29, 2024 at 05:16
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    最近では『リサイクル・アート』とかが流行っていて、芸森や美術館あたりでも展覧会が開催されたりしていますね。このタイトルCGを見た時、不思議な絵に見えました。実在しないであろう花の様なもの、実在して居そうな着物柄のような菱形集合体部分と新旧混合のイメージに感じました。

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    • 7月 29, 2024 at 08:40
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      生成AIの画像は、既存の画像を参照するのでリサイクルアートみたいなものかもしれませんね。以前は風景や人物など、CGでリアルさを競うものが多かったですが、今はそのへんはむしろ生成AIの得意分野になってしまいました。そのせいか、カリグラフィのような、人間の作業の跡が残る分野が注目されているようです。

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