<覚書>重力波を初観察

アメリカを中心とした国際研究チームは、11日、宇宙空間にできた「ゆがみ」が波となって伝わる現象、いわゆる「重力波」を初めて直接観測することに成功したと発表した。

中学生の時,「2001年宇宙の旅」が封切りされた.その中で,人類を進化させた謎のモノリスはその後月に移動し,ティコクレーターの地中で強い磁力線を発し続けた.人類が月に到達し,磁力線を感知する技術を持っていれば,その場所を発見できるように.
果たして人類はモノリスを発掘したが,地上に出て最初の太陽光線を浴びた時,それは今度は木星に向けて「重力波」を発射する.人類が重力波を検出できるなら,さらなる進化へ導くために.

TMI from 2001 a space odyssey
TMI from 2001 a space odyssey

この映画は特別な意味を持っていた.というのは,登場する科学者の劇中での年齢が,おおよそ自分の2001年のときの年齢だったから.ということで,2001年が来るのを楽しみにしてた中学生は,実際にその年になってみて非常にがっかりした.巨大な車輪型宇宙ステーションも,旅客機並みに快適で一般人が乗れるスペースシャトルもなかったから.
ところが,意味がわからなかったので期待していなかった重力波が,観測されたのだ.15年遅れだが,宇宙的には大した違いじゃない.この調子で,多少遅くなってもステーションやシャトル、できればモノリスもなんとかなってほしいと思う.

ちなみに続編の「2010年」は,進化をとげた主人公が,米ソの核戦争による人類滅亡の危機を救う話だった.そのストーリーのせいで陳腐な続編扱いされてしまったが,私は,作者が米ソ対立を,21世紀にまで持ち越された上,宇宙の知性が登場しなければ解決しない問題と考えてることに,驚いてしまった.
が,ご存知の通りソビエトは崩壊.核兵器も,実際の使用がかなり制限されるところまでなんとかたどりついた.宇宙の超越した知性の手助けなしに,愚かな人類だけでやったにしてはまあまあだろう.人間も捨てたものじゃないし,長生きはするものだと思う.

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