初音ミクの誕生日

8/31は初音ミクの誕生日だったらしい.発売は2007年だが,それよりはるか前にクリプトン・フューチャー社を取材したことがある.当時は海外からMIDI機器や,演奏用のデジタル機器のデータを取り寄せて販売していた.社長はプログラミングの素養があったはずだが,当時はまだ自社製ソフトウェアまでは販売してなかったように思う.
MIDIは本物の楽器と変わらない音色データをコンピュータ上で自由に並べ,演奏させてしまうソフトで,ピアノやギターなど一般的な楽器だけでなく,珍しい民族楽器の音まで再現できたが,人間の声,歌だけはどうにもできなかった.楽器を弾ける人の中には,歌だけは苦手で,歌が歌えるくらいなら楽器は弾かないという人も多い.楽器を買ったり、、持ち歩かなくても済むのが羨ましいという人もいて,音楽の中でも,特殊なものとみなされているフシがある.自分も多少MIDIをいじったことがあったので,「あとは歌だけなんですがね」という話をした覚えがある.

だから初音ミクの発売を知った時は,本当に欲しかった.が,MIDIの作曲や編曲は実に大変な作業なのだ.演奏能力はないがアイデアはあるという人の,ギャップを埋めてくれる.といえば夢のようだが,本来あるはずのない能力を根こそぎ引き出されてしまう.その疲労感は半端ではない.仕事を持ってる身では,絶対に手を出してはいけないものと自分に言い聞かせながら諦めた.買った人の多くが,作品らしい作品も作れずに終わったはずだが,諦めなかった人もけっこういて,中には50代,60代という例も珍しくなかった.次々と動画サイトに作品が発表されるのを見て,日本人も大したものだと感じた.
その後のキャラクターとしての人気は,多分クリプトン社にしても意外だったのだろうが,即座にキャラクターの二次使用のガイドラインを発表し,キャラクター世界の自由な発展が制限されないようにした.これは非常に高い見識だったと思う.
(※ここでのMIDI等の用語の使い方は不正確です.本当に興味を持った方は,どこかで正確な情報を確認してください.)

 

タイトル画像の修正作業

このサイトのタイトル部分,左右にスライドする画像を修正した.ファイルサイズが大きすぎて、表示時間が掛かり過ぎるという報告が相次いだからだ.その昔,回線速度が遅かった時代はどんな小さな画像にも必ず手を入れて,少しでもファイルサイズを小さくしていたが,最近は速度も早いし,なにより大きい方がきれいなので,気にしないでバンバン大きなのをアップしていた.が,やはりものごとには限度があって,特にスマホの回線ではきついらしいので,全面的に手を入れてみた.

修正①の画像は最初に1枚だけ入れていたもの.これ自体かなり重量級だったが,②はさらに大きく,こちらを増やした時点で重量オーバーになった.2枚はスライドさせて入れ替えるので,PCが2枚分のデータを読み込んでからでないと表示が始まらない.まずはリミットを超えてしまった②の方から調べると,そもそも表示寸法より大きな画像をアップしていて,wordpressが普通サイズに縮小表示していたらしい。大きいのは当たり前だ.そこで、表示画面の寸法に縮小すると同時に,JPG描き出し時の%を下げた.これは,サイズ縮小の基本技である.どの程度の%がよいのかは絵柄によって変わるため,書き出しては目で見て,ボケぐあいが許せるかどうかチェックする.

番号が1違いの色
番号が1だけ違う色

一般的に画像ファイルは,同じ寸法でも絵柄によってサイズが違う.「青い空と白い雲」のような同じ系統の色ばかりのものはサイズが小さく,「大都市の繁華街」のような色数が多くて,こまごましたものが集まった画像はサイズが大きい.また,画像はRGB3色をそれぞれ256階調ずつ持っていて,3色を掛け合わせるので,画素ごとに計1640万色の表示ができる.そして,番号1つ違いでも別なデータとして扱われるが,実際その程度の差はヒトの目で判別できない.このことを利用して同じような色が並ぶ箇所は,同じ色に変えてしまう.そして画素ごとに色データをつけていたのを,「ここから先何個は全部この色」という簡素な情報に変えてしまう.これが画像縮小技術の基本だ.やり過ぎれば画像は鮮明さが無くなるが,うまくやると見かけは変わらないのにサイズだけ小さくできる.

修正2
②はこの方法でサイズを半分ほどに減らすことができた.続いてビオラの上に乗ったカードの修正.表面を見ると,見た目はほぼ白一色だが,データ的には番号がちょっとだけ違う画素が散らばっている.そこで文字とキャラクター以外の部分を切り取って,白一色で塗りつぶした.

修正
次に楽器以外の暗い部分だが,この部分は,よく見なければケースの内張りであることがわからない,という程度だったので,全部切り取って単一色の背景にしてしまった.黒ではなく内張りの色を基調にしたため,そこまでやっても,印象としてはさほど変わらなかった.これでファイルサイズは最初の1/4以下になった.

次回「タイトル画像の修正作業(続き)」(9/4公開予定)
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G線上のアリア-2

バイオリンでもビオラでもなく,チェロの動画である.チェロの調律は,音程は低いがビオラと同じ配置.そのGの弦だけで演奏した,G線上のアリアである.前回,千回程度の再生だがちゃんとした演奏と,50万再生もされたお下劣版を同時に紹介し,世の中の不条理を訴えたが,これは堂々の100万再生越え.やはりまともなものは正しく評価されるのである.
どんな演奏家なのかもわからないし,多分あんまりよくないライブ録音なのだろうが,出だしの小さな音がだんだん大きくなっていくあたりで,聴衆の心はわしづかみである.

さて,バイオリンでも弓の端から端まで弾いたら折り返さなければならないが,私などはその際にどうしても音が途切れる.上手な人はどうなのか知らないが,歌の息継ぎのようになってしまうのだ.だからこの動画の冒頭を見ながら,ああ,弓が足りなくなる,もうすぐ端っこにきてしまう,とハラハラしていた.余計なお世話だろうが.
それにしても,白人のハゲ頭はどうしてあんなにマイスター感にあふれてるんだろう.

次回「タイトル画像の修正作業」(8/31公開予定)
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サンダーバード秘密基地

子どものころ,悪の組織の秘密基地がなぜバレないか不思議だった.大工さんの仕事を見る機会が多かったので,作った人からバレるだろうと思ったのだ.が、この疑問は時代劇ですぐ明らかになった.お城に連れて行かれたお父っつあんが帰ってこない,という娘の訴えで,黄門様だの何だのが乗り込むと果たして吊り天井を作らされてから、口封じされていた.そう,秘密は口封じだったのだ.
だが、サンダーバードを見て,この秘密基地がなぜバレないのだろうと心底不思議だった.何しろ正義の味方だから口封じはできないのだ.子ども時代に何度も考えたはずだが,さすがに答えは出せなかった.

そのうち思春期になると,そんなことは考えなくなった.せいぜい「どうせフィクションだろ」というような,ごく面白みのない答えで思考停止し,それより女の子のほうに興味が移っていった.ちなみにこの時期の面白みのない思考のまま大人,どころか中年,老年になった人は珍しくない.女の子のことで頭がいっぱいというところもそのままで.

さて,その後の人生でも,時折サンダーバード秘密基地の謎を考えることがあった.自身の年齢や環境によって,答えは幾つか出た。例えば,

その1:完全に秘密というより,分かってる人には分かってた
wikipediaによれば,秘密基地トレーシーアイランドは,多くの賛同者の協力でできたとあるので,これが原作者の意図に近いかもしれない.あまりおもしろい答えではないが.

その2:建設時のスタッフはそのまま島に残っている
番組には出てこないが,実は基地には一家の他にも建設に携わった人が残っていて,メンテナンスなどの作業にあたっている.トレーシー隊長が相当な富豪ならそれも可能だ.メンバーが実は家庭を持っていたとしてもなんとかなる.

その3:物語の期間が案外短い
徐々にバレてはいたが,ネットの無い時代の絶海の孤島だから,どうにもならなくなるまでにはそれなりに時間がかかる.全ての物語はそれまの期間の出来事だという訳である.メンバーは独身のようだし,バレなくても,いつまでもあのままではいられないだろう.

その4:見つかるたびに逃げて新しい基地を作っていた
トレーシー隊長が相当な富豪なら,それも可能だ.それともwikiにあるように,世界中で絶えず大型工事をやってるような会社が協力者で,正規の事業に紛れ込ませて作っていたのかも.会社ぐるみだと,大それた秘密もなかなか発覚しないのは,よく知られたことだ.

その5:大工の口が固い
プロフェッショナルなら,墓場まで持っていく顧客の秘密がいくつもあるのが普通だ.さしずめ大工さんなら,某氏邸の一部にとんでもないワンダーランドを作った,というような経験があるはずだが,絶対に口外しないだろう.しっかりした棟梁が,若い者まできっちり言い聞かせる.そのへんは洋の東西を問わないはずである.これがハウスメーカーかなんかだと,即日写真入りでSNSでさらされてしまうだろうが.

その6:実話である
基地は実際にあり,今でも救助活動が続けられている.なぜバレないかということこそ最大の秘密なのだから,その答えは知る由もない.もし話を聞いても,TVだろうと思われてしまうというのは,ひとつのヒントかもしれない.近年は例え目撃写真を撮られても,CGと思われるのがオチだから,むしろ昔より大胆に活動しているかもしれない.

次回「G線上のアリア-2」(8/27)公開予定
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ビブラート3

相変わらずビブラートに悪戦苦闘中である.前回バイオリンのヘッド部分を何かに固定して,指でぶら下がるような気持ちでグリグリというのを試した.が,ときおりそれらしい感じになるのだが,ヘッドを固定しなくなると,たちまち何もできなくなった.振動させようと力を入れると,ついついしっかり握りしめてしまうので,かえって動かしづらくなった.
そこで逆に,指は触ってる程度で,力をほとんど入れないようにしたところ,ちょっとだがビブラートがかかりはじめた.さらに,押さえてる指ではなく,残り全部の指を開いたり閉じたりすることで,押さえた指もつられて動くのではないかと,ためしてみるとやや音程が震えた.

ビブラートだがしかし,音が揺れると言っても,弾いてる自分だから分かる程度で,しかも手をグーパー運動よろしく握ったり開いたりというのは,到底続けられない.そもそも何かが間違ってると思うのであちこちのサイトを調べてみた.結果,正しいビブラートは図のようなものらしいと分かった.
要するに弦を押さえる指先を転がすように倒し,押さえる位置が若干動くことで,音程が下がる.これがビブラートの正体らしい.振動ではないので,ゆっくりやると,指を倒した時にはいつまでも音は低いまま出続ける.そこでまた指を立てると音程が戻る.これを素早くやるのである.そして,立てる・倒すの動作にともなって,指の第一関節を曲げたり伸ばしたりする.

だが指の第一関節など,意識して動かしたことの場所だ.カクンカクンと曲げ伸ばししてはみたが,まったく力が入ってるように思えない.そして痛みというほどではないが,第一関節に違和感がある.果たしてこれを続ければ,華麗なビブラートができるようになるのか。それとも,まだ何か間違っているのか.

次回「」(/公開予定)
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