火吹き竹の使い方

これは何度か別なところに書いたので、読んだ人もいるだろうが、本ブログでは初出なのでご存知の方はご勘弁を。

火吹き竹というものがある。30センチ程度の竹筒の節を抜いてパイプ状にしたもので、昔はかまどの火を起こすのに使った。現在でもキャンプ用品として売られているが、新聞紙を丸めたものも含めて、多くの人が火吹き竹の使い方を間違っている。古い生活習慣を知らない人はもちろん、映画など、時代考証をしているはずの場面でも、正しく使っているところを見たことがない。たいてい口にまっすぐに当てて、口と入り口に隙間がないようにして、思い切り吹き込んでいるが、やってみたことのある人ならわかるだろうが、これはほとんど風が出なし、数秒で息がきれてしまったはずだ。正しくは次のようにする。

筒は口から斜めに構え、口に直接触れずに隙間を作るようにする。そして口をすぼめ、離れたところから息を吹き込むようにすると、内部で渦巻きながら回りの空気を巻き込んで、出口では、吹き込んだ以上の量の空気が吹き出る。
息は細く吹き込めばいいので、数十秒間息継ぎ無しで吹き続けることができ、薪にちょっとでも赤くなった所があれば、そこから火がごうごうと燃え上がっていく。別に竹でなくても、新聞紙をまるめたもので十分だ。機会があれば試してみて欲しい。全然効率が違う。

「ひょっとこ」という名前は「火男」のなまったもので、火の守り神という意味がある。横向きに口を尖らせた面は、正しく火吹竹を吹いているところを表したものだ。かまどを使う人は少ないからどうでもいいような話だが、ひょっとこの言われまでわからなってしまう前に、ちょっと書いてみた。

8 thoughts on “火吹き竹の使い方

  • 2月 24, 2018 at 06:57
    Permalink

    カーボン・ファイバー製の竹刀とは悲しいですね。軽くて扱いやすいかも知れませんが、まるでスポーツ・チャンバラ並みで、実戦向きではありませんね。刀剣のほうが重いでしょうから、果し合いなら真剣ですから動きが鈍って負けそうですね。

    Reply
    • 2月 24, 2018 at 08:43
      Permalink

      カーボン竹刀は真っ黒なのかなと思って調べたら、1本ずつの竹の中心に、カーボンの軸が埋め込んであって見かけは竹でした。でも、いかにもスポーツメーカーという欧文ロゴがついてましたが。

      Reply
  • 2月 22, 2018 at 15:43
    Permalink

    今は無き物を残していくのも良いかもしれませんね。竹に特化して、①竹とんぼ ②竹馬 ③火吹き竹 ④竹ひごのグライダー ⑤尺八 ⑥竹刀 ⑦竹人形 ⑧竹かご ⑨提灯 ⑩?

    Reply
    • 2月 23, 2018 at 15:26
      Permalink

      竹刀はまだまだ現役ではと思って検索すると、カーボン繊維のものがあるそうです。ゴルフクラブも昔は木ですよね。竹刀も取って代わられるんでしょうか?カーボンでも「竹刀」と言えるのかという疑問も?

      Reply
  • 2月 21, 2018 at 18:53
    Permalink

    今度、夏か秋に戸外バーベキューでもした時に「火吹き竹」を自作して試してみたいですね。真竹では細過ぎますから、孟宗竹でしょうね。田舎にはいくらでもありますから、いつか田舎に行った時に貰ってきます。

    Reply
    • 2月 22, 2018 at 09:21
      Permalink

      新聞紙まるめただけでも同じ効果があります。ちゃんと使うとブロアで風を送るのよりよく火が起きますね。

      Reply
  • 2月 21, 2018 at 18:47
    Permalink

    田舎では囲炉裏とカマドの暮らしでした。煮炊きは囲炉裏で、ご飯はカマドで炊きました。もちろん焚き木です。火は毎朝、父が早起きして囲炉裏の指定席に陣取って、夕べの残りの消し炭の火種から火を起こしていました。お風呂の無かった我が家は両隣に貰い湯をしていましたが、火吹き竹は、お隣のタバコ屋の五右衛門風呂を沸かす時に使っていました。どう使ったかはよく覚えていません。最終的には昔の暮らしをもう一度してみたいと思うこの頃です。「不便さ」はきっと楽しいと思いますよ。「火男」になって。

    Reply
    • 2月 22, 2018 at 09:19
      Permalink

      かろうじてカマドの経験はあります。火吹き竹の使い方等は、その時に教わったと思います。郷土資料館などにモノだけ陳列しても、ノウハウは消えていくのかもしれませんね。

      Reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です