朝日のようにさわやかに

シグマンド・ロンバーグ(1887-1951)の名曲。日本では特に動画のMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)の演奏が有名で、あまりジャズに詳しくない人でも、聞き覚えがあるのではないかと思う。ビブラフォーンというのはそれほど頻繁に使われる楽器ではないが、透明で輝くような音色は、まさにこの曲のタイトルにぴったりだ。

怪異・妖怪絵姿データベース

昔の少年漫画のおまけのようなタイトルだが「国際日本文化研究センター」という、れっきとした学術組織のサイトの一項目である。リストを眺めると百鬼夜行絵巻や地獄草紙絵巻というような楽しげなタイトルが並ぶ。名前を聞いたことはあるが、実物は見たことのない貴重な資料が、画像で公開されている。
http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/yokai-view.htm

中でも「田原藤太秀郷」(ムカデ退治の話が出てくるので、俵藤太のことだと思う)では、翻刻文と読み下し文までついている。いずれここにあるすべての資料に同様の文章がつくのかもしれない。

さらばヨーロッパ!いよいよ始まった、GDPRの時代

2018年5月25日から、EU諸国でGDPR(一般データ保護規則)が施行された。これはわかりやすく言うと、

  • EU諸国内の個人のプライバシーを保護する法律を作ったぞ
  • ヨーロッパ人がアクセスできるところなら、世界中どこの国でも適用されるぞ
  • これに反したら、罰金2000万ユーロ(26億円)だ

というもの。対象は企業か個人かを問わない。規模にも無関係らしい。では、自分が対象になるかどうかと言うと、

  • ブログを開設していれば、ヨーロッパ人がコメントを書いていくかもしれないから適用される
  • お問い合わせフォームがあれば、ヨーロッパ人が書き込むかもしれないから適用される
  • メールアドレスを載せていれば、ヨーロッパ人がメールを送信した場合、その記録がPCに残るから適用される
  • 日本人向けのサイトであっても、ヨーロッパに住んでる日本人かもしれないから適用される

だそうである。<26億円☓日本にある全サイト数>分のリスクを覚悟しろというなら、宣戦布告と変わらない。北の御大将の恫喝だって、これに比べればたかだかミサイル1発分の被害に過ぎない。

確かにインターネット上では、大手情報関連企業が個人情報を収集し、我々の知らないところで膨大な利益を上げている。それに対して、プライバシーはどう守られなければならないか、厳しい基準を示すことは意味のあることだ。だが、26億円はない。どんなに高邁な理念を掲げようと、その精神の善良さを補って余りある凶悪さである。

現在さまざまなところで、GDPRに準拠した「プライバシー・ポリシー」の書き直しや、個人情報を管理するソフトウェアのインストールなどが行われている。中には自分の事業がGDPRに対応できないとして、廃業したところもある。いずれにせよ、自分の判断を超える部分があるので、私はヨーロッパからのアクセスをすべて制限することにした。私自身の信条とも、大いに反するが、
「クロアチアの皆さん、ごめんなさい。日本と同じ紅白の配色の国旗に、共感を感じていました。フランスの皆さん、美食とアートへの愛を、リスペクトしてました。ポルトガルの皆さん、戦国時代からのおつきあいでしたね。一度お話をしてみたかった。イタリアの皆さん、アリベデルチ…」というふうに、一国一国、IPアドレスを制限リストに加えていった。これは何かが間違っている、そんな想いを噛みしめながら。

大活躍!中国の社会信用システム

以前にも書いたが、中国は、ネットの使用履歴をもとに国民を格付けするシステムを本格的に可動させている。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/14-8_1.php

愉快なのは、記事中にある「10時間ネットゲームをする者は怠け者とみなす」という部分。せっかく大掛かりなシステムを使って細かな日常生活の情報まで集めながら、そこから傾向や法則を導き出すのではなく、えらいさんの頭の中で考えた分類に合わせて評価するらしい。もともとプライバシーだの人権だのには注意を払われない国なので、中国国民にとって今より悪いことが起きるとは限らない。
これまで中国の発展は世界経済を牽引する歓迎すべきものだったが、近年はこれ以上の発展はかえって迷惑となりかねない状況だった。それだけに上手に運用すれば、中国の潜在力を引き出す原動力になるかもしれないシステムには大注目だが、実際は経済や文化の足を引っ張ることになるようだ。まあ、いろいろと安心した。

ちなみにこのシステムが動き出せば、中国のサイトにアクセスする海外のネットユーザーも格付けできる。私も晴れて中国政府から貧乏人の称号を与えられるかもしれない。もっとも、最近のネットユーザーは中国サイトに接触しない、中国製のソフトや部品を使わない、中国に買収された企業のサービスを利用しないなど、かなり注意をしてるし、どうしても接触する際には、特殊なネットワークを通じることが一般化してきている。

さらに言えば、このシステムから外れる方法を提供すれば、管理をいやがる14億人もの市場が手に入るということだ。いろいろと穴だらけだが、ディストピア小説を読んでいるようで、今後の成り行きが楽しみで仕方がない。

Googleスプレッドシート

Google Chromeの画面内で動く、無料の表計算ソフトである。表計算といえば、一番ポピュラーなのはマイクロソフトEXCELだろうが、このスプレッドシートは操作はEXCELと同様で、完全にかどうかはわからないがファイルの互換性もある。時事務作業の際、Chromeの画面の中でpdfや参照するサイトなどを同時に開いて切り替えながら作業できるので、仕事によってはなかなか効率的だ。
最大の魅力は無料であることだ。事務作業が中心の小さな会社で、全員にOfficeを支給しているところもあるが、少々負担なのではないかと思っていた。そういう事務所は、何台かをGoogleスプレッドシートで代用してもいいのではないかと思う。また今回、マクロに対応するようになったそうだ。これまたEXCELと完全互換性があるかどうかはわからないが、試してみる価値はあると思う。IT化というのは、機械を買ったかどうかではなく、そういう実際に試して初めて分かるノウハウをどれだけ蓄積したかなのだから。
https://gigazine.net/news/20180412-google-sheets-macro/