Parker Solar Probe

人類史上、最も太陽に近づいて観測する「Parker Solar Probe」計画の宇宙船が無事発射した。この宇宙船には、世界中の有志の名前を宇宙船内のメモリに記録していて、太陽まで運んでいく。私の名前もその中の一人だ。宇宙船はこれから(もうすでにに?)金星に近づいて、その重力を利用して速度を落とし、太陽に引っ張られるコースに入る。

地球から最も遠くまで行った宇宙船はボイジャー、最も遠くまで行って帰ってきたのは日本のはやぶさ、人間を乗せて最も遠くまで往復したのはアポロ。今回のParker Solar Probeは、最も高速の宇宙船ということになるらしい。これは、宇宙船は打ち上げ前は地球と一緒に太陽の周りを猛スピードでまわっていることになるので、慣性力が働いて、なかなか回転の中心に向かっていけないからだそうだ。
また、太陽に接近するだけあって、耐熱には最新の技術が用いられている。基本的には太陽に向かって耐熱素材の盾を構えるようなしくみらしい。この盾の後ろ側には、宇宙船がむき出しな感じで身を隠している。宇宙だから灼熱の大気などないので、太陽側だけ守れば良いのかもしれないが、すごく心細い感じだ。

昨年はミサイル騒ぎで、今年は台風、地震とさんざんだが、この小さな宇宙船のことを考えると、少し晴れ晴れした気分になる。太陽の高さから見れば、人類は皆同じ星の同居人、まさに「知己友人」である。

2 thoughts on “Parker Solar Probe

  • 9月 23, 2018 at 06:21
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    狭い地球上でいろんな事が起きていますが、それに比べれば宇宙は壮大ですね。どこまでが宇宙なのかさえ分かりませんから想像する範囲だけでも地球上の比ではありませんね。そんな未知の空間に人間の知恵比べを試しているんですから感心してしまいます。データの無い所へデータを求めていく宇宙船などマルコポーロも想像できなかったでしょうね。

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    • 9月 23, 2018 at 07:45
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      NASAでは他にもいろいろなことをやっていて、時折ニュースなどでも最新の話題が紹介されますが、今回RSSでこの計画のブログ更新情報が届くようにしてみたら、かえって多くのことがわかりました。今は金星に近づいていて、観測機器やカメラのテストが無事終わったそうです。そういうことがここから分かるのも大変なことです。「今日のマルコポーロ通信:海は大荒れで、船が持つかどうか心配です。ではまた明日」みたいなことですからね。

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