避難車

保育園で、子供の散歩の際に、箱型の台車に乗せて運ぶ光景を見かける。最初見たときは子供が荷物扱いされているような違和感を感じたが、複数の子供が勝手に走り回ったり、一斉にだっこされたがったりすることを思えば、最近ではむしろ微笑ましい光景と思えるようになってきた。
あの台車は、正式には「避難車」という名前らしい。微笑ましい光景に似つかわしくない不穏な名前だが、災害などがあった場合に、あれに乗せて逃げるためのものだという。普段から乗せておかないと、いざという時に子供が怖がったり嫌がったりするので、ああやって散歩に使っているのだそうだ。もちろん保育士さんの負担も減らせる。実に深い配慮だ。荷物扱いなどと考えた自分が恥ずかしくなる。

全国の保育園の避難車の側面を、広告スペースに使えたらなあと思う。あまり楽だとは思えない保育園の経営に、定期的に媒体費用が入ってくれば、人手不足、保育園不足解消の一助になるかもしれない。スポンサーとしては、宅配会社だろうか。もともと配送台車のノウハウがあり、大切に愛情を込めて運ぶシンボルとしてふさわしい。労働力不足の時代には、良好な企業イメージ広告が不可欠だが、いたずらにネットに広告費を投入するのではなく、良いことも早く広く伝わるというネットの特性に期待することも、ネットを活用したイメージアップ戦略と言えるだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です