人工惑星アートDESPATCH

今年、JAXAが打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「りゅうぐう」に接近し、衝突実験に成功した。2014年の打ち上げにあたっては、はやぶさ2と同梱される宇宙船が公募されたが、ここで選ばれたのが「DESPATCH」だ。多摩美術大学と東大のグループが開発したDESPATCHは、アマチュア無線家との交信などの技術ミッションをこなす人工惑星であると同時に、世界最速で太陽系の公転軌道を回るアート作品でもある。

何より注目すべきはその形状だが、下記の動画の冒頭からすると、太陽や太陽系の惑星の、宇宙空間での軌道から導き出されたものらしい。太陽系の惑星は、不動の太陽の周囲を回っているように見えるが、太陽自体も銀河系の周辺部をゆっくり回っているので、宇宙から見た実際の動きは同心円ではなく、動画の冒頭の光の玉のように、からみあった螺旋形になる。それをもとにして、3Dプリンタなどの技術を使って製作したらしい。

DESPATCHのミッション時間は1週間と短いため、他の人工衛星のような太陽電池パネルは持たず、内臓の電池だけで稼働した。その後はアートとして、地球同様に、太陽の周囲を回っているという。来世紀になったら、観光名所になってないだろうか。

One Small Spacecraft for a Team, One Giant Leap for Art from artsat on Vimeo.

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