壊れた国宝が自然に直った話

知人に邦楽のある流派の名取がいる。人間国宝でもある家元とともに歌舞伎座の舞台を踏んで、「お見事!」と言わしめたほどの名手であるが、ある時、東京から家元を呼んで地元で流派の演奏会を開くことになり、彼がその送迎、接待役になった。人間国宝と言っても気を使わなくても済む気さくな人柄だったらしいが、夜中にホテルを抜け出してパチンコに行き、あろうことか、雪道で転倒して手の骨を折ってしまった。

その時は流派中の人間からなじられて参ったと知人は言っていたが、同じ国宝でも、「人間」がつくだけで、折れたところが自然にくっついてしまうのがありがたいところだ。ちなみに、その人間国宝とは誰か、この記事の中には、分かる人には分かる際どいヒントがある。こんなヒントでわかる人は、多分エピソードも知ってるだろうから、記事にしても構わないだろう。

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