一生のお願いをしてみよう

誰かに、一生のお願いをしたことがあるだろうか。子供時代におもちゃか何かを買ってほしくて言ったかもしれないが、大人になってから、まともな理由でした人は少ないだろう。これまで、そこまでしなくて済んでいれば幸いだし、連発するのもどうかと思う。

だが、いい歳になったのだから、せっかくなら、そろそろ周囲の人に対して、一生のお願いを使い切ってしまうのはどうだろう。金の工面というような生々しいのではなく、何度も頼むにはちょっと図々しいが、1回だけなら、そんなことで良ければと相手が喜んで応じてくれるようなお願いだ。これをするには相手との距離感の見極めが大切だし、同様のことを自分にも遠慮なく言ってくれと言うのをわすれてはならないが。
一生のお願いなどと軽々しく口に出してはいけないが、歳を取ると時間の経つのが早く、人間関係もこれといってドラマのないまま、なれ合いで過ぎてゆく。日々の生活が軽々しいようではつまらないので、手頃な刺激を与えて、もう少し人間関係に重みを持たせるのは悪くないと思う。特に誰かと小さなわだかまりがあるときなど、解決するのにちょうどいい口実かもしれない。
逆になにかのときのために、一生のお願いを取っておくというのも、なんだかみみっちい。だからそろそろ一生のお願いを使ってしまうのは悪くないと思う。

2 thoughts on “一生のお願いをしてみよう

  • 6月 14, 2021 at 17:13
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    一生のお願いを出来そうな人も浮かばないですが、問題は、一生のお願いそのものが即座に浮かばないのが問題ですね。夢とか理想とかへの意欲が薄れたのか、それとも失くしてしまったのかは定かではありませんが、下世話な例えですが、「1000万円貸してください。きっとお返ししますから」とお願いして「じゃあ貸すよ」と言ってくれる人は先ずいませんね。別に今直ぐに1000万円を必要としている訳でもないのですが、貸す前に「年齢は?」と聞かれそうです。返済意欲は有っても先行き不安だからですね。でも、人を試すには良いかも知れませんね。出来そうもない一生のお願いをした時のその人の反応を楽しむなんて?悪趣味ですかね。

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    • 6月 14, 2021 at 17:50
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      金はまずいでしょうね。それまでの付き合いの総決算が金かよ、と思われてしまうでしょうから。子供に対して、自分の生まれ故郷への旅行につきあってくれとか、場所を借りて個人リサイタルを開くので聞きに来ていくれとか、遊び心がないとつまらん願いだと思われてしまいますからね。

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