Brave
時代によって人気のブラウザは変わる。多くの人が使うブラウザは、多様なニーズに対応するため機能が増え、どうしても動作が重くなっていく。すると動作の速さを売り物にした新しいブラウザが取って代わる。ブラウザの歴史は、これの繰り返しだ。今はGoogleChromeが人気だが、当初はこれも動作の速さが人気で、InternetExplororに取って代わったが、今は流石に動作が重くなってきた。ここに来て注目を浴びているのがBraveだ。
https://brave.com/ja/
Braveの特長もスピード、特にデフォルトで広告を表示しないようになっているため、動作が早い。また、プライバシー保護のため、ネットの閲覧状況を追跡しない。追跡のための仕組みもないのでその分も早い。また、表示中のサイトがどれくらいプライバシーを保護しているかアイコンで評価していて、当然Googleトップページは最低ランクの「D」だ。
さらにBraveでは、広告を表示しないモードのほかに、もともとあった広告スペースにBraveが選んだ別の広告を表示するモードがある。このモードを使うと、見た広告の量に応じてユーザーにウェブマネーが支払われる。
この思い切ったやり方が、法律やモラルに反しないか論議を呼んでいるが、法律がないのでやったもの勝ちだ。プライバシーが守られるだけ、モラル的にも既存のブラウザよりマシとも言える。
また、どれくらいのお金になるかというと、数ヶ月使ってみて0.2ドルほどだった。しかもドルとは言っても現実社会の決済には使えず、気に入ったサイトへの評価として支払われる。普及すれば、クリエイターが自分のサイトから直接収入を得る道になるかも知れない。また、ウェブマネーの元になっている「ブロックチェーン」は、これからますます重要になる技術だが、ちょっととっつきづらい。気軽に体験してみるのにも良いかも知れない。
※予約投稿のミスで、早まって表示してしまった。書き溜めも大変なので、あらためて予定日に公開。一度見たという方はスルーで。