タイトル画像のはなし / 渓谷と鉄橋

なんとかAIの画像生成をものにしたい。昔ならネット上の画像は無断で使い放題とまではいかないものの、ここ程度の弱小サイトで使っても発見されなかった。おかげで勉強になったが、最近は権利関係がうるさくなる一方なので、背景画像や素材のテクスチャなどをAI生成で調達することにした。そもそも生成AIそのものが権利逃れのために生まれたとしたら、モラル的にどうかとも思うが、そのへんも含めてやってみなければわからない。

渓谷と鉄橋

さて今回は背景の渓谷とオオワシをAIで作り、CGの橋を組み合わせてみたが、あまり気に入っていない。渓谷はそれらしいものが上がってきたが、光の方向や垂直水平の方向が読み取れず、CGを組み込みにくかった。AI作の画像は、本来パースがしっかり読み取れるはずのビルなどでも垂直、水平の線が曖昧になってたりする。AIの特色なのかも知れない。
また、オオワシも納得できない仕上がりだ。橋脚の立つ部分があやふやなので、ワシで隠したかったのだ。現実的に考えればこの程度の川幅なら吊橋にすると思うが、英国の世界遺産「アイアンブリッジ」ふうの橋をかけて、自然とレトロな構造が一体になった光景を描きたかった。が、羽毛の具合が雑然としていて空の王者の風格が感じられない。いつもならこれを習作にして、橋の装飾などに手をかけるのだが、意欲がわかないのでこのまま行くことにした。近いうちに別のものにとりかえると思う。

タイトル画像の話 / Greenland

今回は透過技術を使った以外に、とりたてて技術的工夫はない。

フレーバーテキストは、往年の名曲、ブラザース・フォーの「グリーンフィールズ」の替え歌。「green fields」を「Greenland」に置き換えて、ChatGPTに、直接的な批判ではない、失われていくものへの静かな哀歌として作ってもらった。「領土や資源ではなく、文化・静けさ・尊厳が失われた」という含みを持たせて作詞したとのことである。政治的な立場を越えて、奇異に感じたことを素直に表現したいという意図が、ちゃんとわかってる。無理難題のつもりの替え歌依頼だったが、あっさりポイントゲットされた感じだ。(対訳は以下の通り)

かつて グリーンランドがあった
太陽にそっと口づけられていた土地
かつて 取引が終わる前には
そこに人々の声があった

かつて 青い空が
静かに、どこまでも広がっていた
かつて それらは
金では買えない夢だった

私たちは そこに生きていた人々
グリーンランドに暮らしていた者たちだった

タイトル画像の話 / Good Dream After Christmas

ナイトメア・ビフォア・クリスマスという大好きな映画がある。このタイトルが、何かの成句をもじったものかどうか、ChatGPTに聞いてみた。すると1823年に書かれた、英語圏では非常によく知られた詩、「A Visit from St. Nicholas(サンタクロースがやって来る夜)」の冒頭の一行、「’Twas the Night Before Christmas(クリスマスの前の夜のことだった)」が元なのだとか。
英語圏では子供でも知ってる成句の、NightをNightmareに変えただけで、甘く安心なクリスマスを不気味で風変わりなクリスマスに変えてしまうという、英語話者にとっては一目でわかる、洗練された洒落になっているのだそうだ。

さて毎年のように書いている気がするが、海外のクリスマスシーズンは正月まで続く。が、日本では25日が過ぎると一夜にしてしめ飾りに変えなくてはならないような風潮がある。師走とはいえ、そんなにせわしなくしなくても良いのではと思い、ティム・バートン映画にひっかけてタイトルのような一節を考えてみた。ChatGPTも、素直で美しく、祝祭が終わった後の静かな人生の余韻を感じさせる言葉だと言われた。ちなみに、直接国名は書かなかったがアドベントカレンダーまで作って、ちょっとだけ期待していたどこぞの国では、結局クリスマス停戦は実現しなかったようだ。が、状況は変化し続ける。何事もこれからである。今度こそ良い夢を見てほしいものだ。