何の気なしに作った赤いコーヒーポットが、いかにもホーローらしくできたので背景をつけて仕上げてみた。いつか別のホーロー製品を描くときには、このコーヒーポット表面の光沢や目の粗さなどのパラメーターを持ってくる。こうやってガラスや鉄板、タイルなど、うまくできた素材表面のパラメーターをストックしていくのがCGのノウハウである。

ただし、試しに文字などの画像を貼リ付けたら、同じパラメーターなのにあまりホーローらしくない。赤はよくあるので積極的にホーローだと認識されるが、文字は実在しないので冷めた目で見る。そんな目の錯覚や脳の先入観も、ものの見え方に影響するのだろう。
ちなみに壁のポスターは、新しい生成AIのFLUX playgroundで描いたもの。こういうちょっとした素材が、権利関係を気にせずに使えるのはやはり良いことだと思う。