タイトル画像の話 / 飛行船

ドイツの飛行船、ツェッペリン号の写真からモデリングしてみた。周囲の複葉機はペーパークラフトのデータをそのまま造形したものである。

ツェッペリンというのは、飛行船を製造したドイツの会社の名前で、第一次世界大戦前から戦後まで、100隻以上を製造している。いちばん有名なものは日本にも訪問したことのあるグラーフ・ツェッペリン127号。よく、爆発炎上した飛行船「ヒンデンブルク」と混同されるが、ロックグループのレッド・ツェッペリンのアルバムジャケットに、ヒンデンブルクの炎上写真が使われていたせいだろう。飛行船はどれも同じようなものなので、区別がつかなくても無理はない。CGでのモデリングも簡単だ。他の場合なら、造形物を形作るポリゴンをなめらかに見せるには工夫が少々必要だが、飛行船の場合は船体の鉄骨の跡のように見える。

ちなみに爆発したほうのヒンデンブルクだが、水素への引火が原因というのは正確ではないらしい。当時もヘリウムはあったが非常に高価だったので、降下の際に空中に放出してしまうわけには行かず、プロペラで下降しなければならなかった。またヘリウムの生産国がアメリカだったので、第二次大戦前のドイツには売ってもらえなかった。このためヒンデンブルクは、確かに水素を使用していたが、発火の原因は牽引ロープが地面に接した際に飛行中に溜まっていた静電気がスパークし、船体表面の塗料に含まれたアルミニウムに引火したためだそうだ。もちろん途中で水素も爆発しただろうが、記録動画を見ると船体表面が皮を剥くように尾部から燃えて行ってるのがわかる。

玉子の値段

店にもよると思うが、玉子の値段が少し戻ってきたようだ。
慢性的な運転手不足やコロナによる物流の混乱、飼料の高騰、さらに大規模な鶏インフル感染などで、価格は一気に3倍以上に高騰。さらに大手スーパーの店頭からも消えていた時期もあり、中小店では養鶏業者を名指しして非難がましいおわびを出していたところもある。他にもいろいろな商品が値上げしたが、売り場に玉子が置いていない光景はさすがに初めてで、値段によらす売っていたら買わなければならないほどだった。

長い間、玉子は物価の優等生と言われ続けてきた。それが突然にグレて、チンピラを飛び越して一気に大幹部になったようなものだ。養鶏業者もここまでなるのは不本意だったかもしれない。

が、国際情勢や各種業界の状況、今後予想される政策など、物価を安定させる要素はほとんどない。堕ちるのは簡単でも更正は難しいと言われるが、玉子についてはとりあえず立ち直ろうとする気持ちは買いたいと思う。

つい、やんちゃしてご迷惑をおかけしやした。ひよっこにもなれねえ若造が、まったくお恥ずかしいこって。

※今まであまりやらなかったせいもあるが、CGで曲面に平面の図柄を貼り付けるのは難しい。単純な卵型でさえなかなか苦労するし、キャラクターの顔を貼り込むとなると、すぐブサイクになってしまう。動画サイトでは、バーチャルユーチューバーのCGキャラクターが氾濫しているが、気に入った顔になるまでは相当やり直しをしながら作っているらしい。

タイトル画像の話 / 氷、ガラス

今回のポイントは背後の文字ではなく、手前の氷の結晶の表現。サムネイルではわかりづらいので、下記の画像をクリックして拡大してみてほしい。

透明な物体は難しい。我々が知ってるガラスや氷は、ある部分は背後が透けて見え、別な部分で鏡面のように周囲を写し込み、なおかつ所々に光を強く反射したハイライト部分がある。CGでは物体の見え方を「透過」に切り替えることはできるし、反射率や透過率、内部の屈折率まで自由に変えられるが、数値を調整しないと氷に見えないということでもある。氷のはずなのにアクリルっぽいということになる。

そのため物体の数値だけでなく、ライトの位置を変えたり、ハイライトをつけたい物体だけ照らすが他のものには影響しないという、CGならではのイカサマなライトを付け足したりというように、画面全体の調整が必要になる。今回の画像では、左右の結晶のように、透過させたはいいが背後に溶け込んでしまい、結晶の外形がよくわからなくなってしまった。
そこでCG空間で調整するのをあきらめ、一旦画像に書き出したものにお絵かきソフトでハイライトを書き込んでしまった。それが真ん中の結晶である。イカサマライトを使うくらいなら、絵で書き込んでも同じこと。そういう居直りもCGのノウハウのうちだ。