タイトル画像アーカイブを更新

本サイトの目玉企画、の割にはアクセスの少ないタイトル画像アーカイブに、最近のものを何点か追加した。このところBlenderで作ったものばかりだが、生成AI時代にこそゼロから作るCGに価値があるのではないかと思ってのことだ。とはいえ、ジュラシックにリアルな画像やスターなんとかのような動画は、PCの能力の限界上できない。また、背景と主人公を別々のプロジェクトとして作っておいて、ネットから高速なコンピュータの演算サービスを利用して合成させるなどすれば、相当大掛かりなものもできるようだが、演算以前に作り込みでも相当時間がかかる。

そこで今作ってるのは、ローポリと言われるデータ数の少ない画像だ。このタイプの作品が、最近特にネット上でよく見られるようになってきた。ローポリであればけっこう昔のPCやソフト環境でもできたが、その場で何度も試し見をするとなると、少しでも高速処理できるにこしたことはない。ローポリとはいえ、個人が自由自在に作れるようになったのは、比較的最近のことだと言えるだろう。
また、そういう作品の中では、アルファベットの3Dフォントやタイトルロゴの3D化作品が圧倒的に多い。完全な抽象図形より意味がわかって、アイデアや処理技術の妙をアピールしやすいというところだ。私のタイトル画像も、当分ロゴ作品になりそうだ。

AIChatのためのCMSプラグイン

最近急速に普及しているAIを、自分がどう利用できるか考えている最中だ。利用と言っても、検索エンジンなどに組み込まれて自然と使っていくことになるだろうが、それは「お客さんになる」ということにすぎないので、できればビジネスに利用したい。

そこで、自社サイトのサポートチャットなどを最も簡単にAI化できそうな方法ということで、AIを使えるCMSか、wordpressなどのプラグインがないか調べてみた。すると、すでにAIChatプラグインができてはいるようだが、日本語化があまり進んでいないらしい。主要なAIChatプラグインのサイトでは、日本語化はまだ5%程度で、翻訳を手伝ってくれと呼びかけていた。
それこそAI翻訳ですぐできてしまうんじゃなかったの?と、意地悪なことを考えたが、IT産業というのはそんなものだ。ユーザーが自動化や省力化の恩恵に預かる影で、多くの技術者が膨大な手作業をこなしているのだ。だがこれは、就職前の若い人にとってはちょっとしたチャンスかもしれない。「ChatAIの日本語化ボランティアをやってました」と言えば、なかなかウケが良いんじゃないだろうか。

日本が遅れているのは気になるが、自分にとっては、まだあわてることはないということでもある。多分、サイトにチャットのフォームを設置し、そこでAIがサイトの特色に合わせた受け答えをしてくれる、というふうにできるんじゃないかと思う。もしそうなら、すぐにでも使用法や使い勝手を試してみたい。できることならOLDBADBOYの名にふさわしい、頑固でひねくれた老人がいちいち上から目線で答えてくれるように、キャラクターを育ててみたいものである。

DYMANO DREAM エピソード2.3

フリーの3DCGソフトBlenderを駆使して、クールなショートムービーを公開しているIan HubertのDYNAMO DREAMエピソード1の続編。以前に記事で紹介したが、そのエンドタイトルの「3年以内にまた会おう、ハハハ」という予告通り、エピソード2と3が同時にアップされた。

エピソード1では、「ブレードランナー」さながらの、未来技術とレトロな街並みが同居する未来社会を、溢れんばかりのイマジネーションとアイデアを駆使して見せつけてくれた。ショートムービーということもあって、ストーリーらしいストーリーは進展せず。SF的な日常生活の描写がほとんどだったが、2では一転して宇宙の果てにある天体現象の観測所に単身で駐在する研究者が登場。ブラックホールの爆発(?)から、からくも脱出するという、スペクタクルに。英語の自動翻訳でSF的設定を読み取るのはなかなかしんどいが、見どころ満載だ。

同時に公開されたエピソード3は好き嫌いが分かれるところだが、ナンセンス風味もまた彼の持ち味らしく、やりたいことをことごとくやってるという感じだ。また、エンドタイトルの背景が美しいイマジネーションにあふれていて、これだけでも見る価値がある。

Ian HubertのYOUTUBEサイトでは、DYNAMO DREAMの他にも多くの作品を発表しているほか、Lazy Tutorial(なまけもののチュートリアル)と称して、Blenderや他のフリーソフト等を使った、簡単だが見栄えのする表現手法の指導なども行っている。