一足早く年賀用のタイトルをアップした。

世の中は、弱肉強食の荒波が荒れ狂うレッドオーシャンである。
正月だと言うのに、縁起の良い宝船の音も聞こえてこないことよ。
元日の日の出に染まる海を作ろうとしたら、レッドオーシャン(※)になってしまった。元歌は「永き夜の、遠(とお)の眠り(ねふり)のみな目覚め、波乗り船の音の良きかな」という、枕の下に敷いておくと縁起の良い初夢が観られると言われる、宝船の絵に書かれている短歌。上から読んでも下から読んでも同じ、回文になっている。
CGとしてはさほど工夫のないものだが、権利関係のうるさい時代ではこういうのがちょこちょこと作れるのは便利だ。多分AIで同様のものを描くためのスクリプトづくりや修正作業より早いと思う。
ちなみに初夢用の宝船の紙を「枕紙」と言ってるサイトがあったが、その言い方はやめたほうがいいと思うよ。ふふふ。
※レッドオーシャン:生存競争の厳しい市場を表す経済用語。環境の厳しい都会ではなく、地方で顔なじみの顧客相手に細々暮らして行ければいい。こののどかな潮溜まりで、大海に漕ぎ出さずに生きよう。などと考えていると、沖合から大資本や異業種の鮫が押し寄せてきて血の海になる。