毛が抜けた!

ビオラの弓の毛が抜けるようになってしまった。最近ケースを開くたびに、1本、2本くらい抜けているのは気がついていたが、まとめて数10本くらい、束になって抜けるようになってしまった。抜けると言っても、止めてある両端のどちらかが外れ、長い毛が片方からだらんと垂れ下がるのだから、情けないことはなはだしい。四谷怪談で毒をもられたお岩さんの髪が、ごっそり櫛にかかって抜ける場面のようだ。残った部分も、毛を光に透かしてみると、なんとなく毛の束に密度が減っている。この状態で鳴らしてみると、思ったほど変わってないが、すこしかするようになった気がする。

バイオリンの弓はセットでついてきたもので、素人目にもちゃちだったので、すぐカーボン製に買い替えた。ビオラもセットものだったのだが、まあまあしっかりしているように見えたので、そのまま使ってきた。限度がきたのだろう。
買い換えなければならないわけだが、毛を換えることはできるらしい。動画もあるし、eBayに馬の毛も売っていて、品質にもよるのだろうが、そんなに高いものではない。新しいのを手に入れるのとは別に、そのうち失敗覚悟でやってみるかもしれない。

ちなみに、弓の毛の素材は馬の尻尾の毛、それも雄のものしか使わない。雌のは構造上、おしっこが引っかかってるからだそうだ。

ビオラ

ビオラの調子が良くなってきた。当初は大きい分扱いにくく、音色もややこもったようで冴えなかったが、最近は大きくて堂々とした音が出るようになってきた。バイオリンのほうは8千円の激安で、多分素材は合板のプレスだが、ビオラは中国製のお買い得品とは言え、単板からの削り出しである。ここに来てその真価が現れてきたような気がする。
一方のバイオリンは、はじめからハーモニカに近い濁った音なのは承知の上だったが、最近は足踏みオルガンのような音になっている。カントリーなどなら味があるが、きれいな曲には似合わない音だ。買って3年弱だが、このへんが限界なのかもしれない。

聞きかじりだが、木をつかった楽器の場合、安価な合板製は買ったときがピークで、だんだん音が悪くなるが、無垢材を使ったものは当初は音が出にくいが、正しい音程を出し続けていると徐々に音質が良くなる。そして名器と呼ばれるものは、そのピークが100年以上続くのだという。
バイオリン類ではないが、邦楽の鼓は新品は音が出ないので、稽古場に置いておいて、音が出るようになるまで弟子に順番に叩かせるのだそうだ。

以前から、ジャズやポピュラーにはバイオリンよりビオラの音域のほうが合うような気がしていたが、最近そういう動画が少しずつ増えてきたのが楽しみだ。

こどもの日

今日はこどもの日。端午の節句である。ということで昨年はタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」のバイオリン演奏動画を紹介した。今年は「リベルタンゴ」。ヨー・ヨー・マのチェロ演奏が有名だが、ここはビオラの演奏を。
バイオリンのリベルタンゴはちょっとした定番で、葉加瀬太郎など相当な数の動画がyoutubeに上がっている。ビオラは数は少ないが、ポピュラー曲にはバイオリンより合っているような気がする。それにしても、こんなふうに弾けたら、どんなにいいだろう。