李子柒 / シリーズ再開 / 藍染1.2

中断していた李子柒の新作がアップされていた。今回2回に分けて藍染を紹介している。

昨年夏に藍の種を播き、秋に葉を収穫。水につけて発酵させ、濾したものに石灰を入れてよく撹拌すると、緑色の水が青く変わる。これを発酵させたらペースト状の沈殿物を保管する。

染色作業は翌年春。藍のペーストを水で伸ばして甘酒の上澄みと木灰を溶いた水を加えて、一週間程度保温して寝かせる。一方で、木綿の布を湯がいてのりを抜いておく。柿渋を塗った紙を切り抜いて型紙を作ったら、布の上に置いて糊を置き、藍で染めない部分で模様を描く。もう一枚の布には蜜蝋を溶かして筆で自由に図案を描く。ろうけつ染めである。糊や蝋を落として煮沸し、水で晒すと藍染の出来上がりだ。

こうしてできた本藍の風合いは格別である。私は浅草で藍染の印半纏を作ってもらっていたが、動画の糊置きの染め方は江戸小紋と同じだ。ただし半纏の場合は最後の余分な藍を洗い落とさないのが本式なので、そのまま着ると下着も体も真っ青になってしまう。早く着たいのを我慢してタンスで1年ほど寝かすと、藍が落ち着いて黒に近い色になり、色落ちしにくくなる。それでも青くなるのだが。

さて、中国ではコロナの蔓延が止まったようなので、おそらく李子柒も無事復帰したのだと思う。時期的に言えばこの動画は、隔離期間を挟んで作られたことになる。本人もさることながら、おばあさんが登場していたのが一安心である。パパラッチ対策で引っ越ししたとも言われているが、なんとなくこれまでとは違う家のような気もする。

李子柒 / 更新停止中

これまで何度か動画を紹介してきた李子柒シリーズだが、1月20日の綿打ちの回を最後に突然更新が停止している。おかしいと思うようになったのは 最近だが、中国のネット上ではしばらく前から話題になっていたようだ。常時数十台のカメラに監視されていて、引っ越したというような話もあったが、あてにはならない。
本当に更新停止中だとしたら、場所が中国だけにコロナが気にかかる。動画の舞台である四川省でも538人(3/14現在)の感染者があり、動画ではおばあさんも登場している。画面ではウィルスには程遠いのどかな山中だが、四川省は9千万人もの人口をかかえ、人口密度は北海道の3倍ほどもある。

そこでさらに詳しく検索すると、本人がコロナに感染したとも取れる書き込みがあった。また具体的に武漢の病院名を出して、マスクや防護服をいつどれだけ寄付したというような具体的な情報もあったが、それもまたネットの話である。
個人ブログでは、たまにこういうことがある。ドメインを持ち、サーバーを利用していれば、本人に何かあって支払いがなくなればブログも消滅するが、SNSなどではいつまでも残る。「思い切った発言」をしているブログなど、それまでの記事を残したまま突然更新停止することがある。

コロナだとしたら、あれだけ健康的な食事をしていても助けにならないし、非常事態宣言で動画でも見て過ごそうと思っても、そこにも影響が出たわけである。パンデミックというのはとてつもないものだと思う。

李子柒 / 粘土のオーブン

今回の李子柒は、これまでの動画に何度も登場している粘土製オーブンの製作。最近更新が少ないようなので、古い動画から選んでみた。最近のこのシリーズは、1つの動画にいろいろな要素を詰め込んでくるが、以前はこんなふうに、ひとつのテーマだけに絞っていた。

ちなみに、オブジェにもなりそうな粘土製のオーブンづくりは、2007年のこの本が草分けだろうと思う。
Build Your Own Earth Oven: A Low-Cost Wood-Fired Mud Oven, Simple Sour-Dough Bread, Perfect Loaves
英語ではあるが、図解入りでくわしく作り方が紹介されている。今となっては古典的名著だろう。いつか自分でやってやろうと密かに手に入れていたが、その機会はなかなか来そうにもない。