ブリッジの調整マニュアル

バイオリンを買って2年と少々。この間、「毎日練習できないなら、ケースを開けて見るだけ、触るだけでもしよう」と決意を固め、それなりに継続して練習してきたのだが、記事に書くような成果がない。やった分だけのことはあると思うのだが、ただの普通の下手くそというだけだし、動画をアップする気もない。そこでネット上のバイオリン情報のいち部を紹介する。

ネット上にバイオリンの情報は非常に多い.寸法を詳細に記した古い図面も多いことから,昔から規格化,工業化された楽器なのだと思う.もちろん機械化ではなく、職人がずらっと並んだ手工業である.有名なストラディバリなども,規格化で品質の安定に成功した,当時の大メーカーだったのだろうと思う.

今回取り上げるのはそんなネット上の資料で,バイオリン類のブリッジの削り方と据え方について詳しく解説したもの.どういう人が書いた,どれくらい価値のあるものかはわからないが,勉強も兼ねて翻訳してみようと思う.が、ここに書いたのはごく一部。まだまだ先は長く、根気は少ない。挫折するだろうなあ。

「プロ品質の楽器への、上質なブリッジの取り付け」By Lars Kirmser
FITTING A FINE BRIDGE TO A PROFESSIONAL QUALITY INSTRUMENT


ブリッジの調整

必要な道具と物

・ベルトサンダー

ブリッジ固定器
参考画像/ブリッジ固定器

・鉋(スタンリー製9.5インチ)
・ヴァイオリンナイフ(5mm、10mm、15mm)
・String Height Projection Sticks (complete set)
・ブリッジのテンプレート(完全セット)
・棒ヤスリ(or equivalent)
・細い金属ヤスリ
・金ヤスリ(中目)
・ブリッジ固定器
・紙やすり
・亜麻仁油(オプション)

タイトボンド
参考画像/タイトボンド

・アンモニア(オプション)
・クッキングシート
・木工用タイトボンド

バイオリン属楽器のブリッジは、独自のグレードのメープル(カエデ材)で作られる。選ばれたカエデ材は、正確に4分の1にカットされ、最終的には、「フレーク(薄片)」として知られる特徴的な形にされる。
バイオリン属のブリッジは楽器の上に乗っているだけで,接着されているわけではない。ブリッジの上に張り渡されている弦の張力で、押さえつけられているだけだ。ブリッジは、振動を弦から楽器の中空の空間に伝える最も重要な経路の一つだ。ブリッジを削って設置する際の精度は、その楽器の音色の性格と品質を大きく左右する。
多くの重要な標準が慎重に注意を払われるべき場所では、多くのプロセスは非常に明確であるが、そのプロセスの中には、楽器製造者が彼自信の「サイン」を、調整したブリッジに刻む自由も含まれる。
ブリッジの調整は、趣味の良さと、すべての技術の標準が首尾よく満たされている限り、修理専門家が自分のサインを作品に刻める数少ない機会だ。


(訳注)
タイトボンドは、木製品に使われるもので,いわゆる木工用ボンドより強力らしい.東急ハンズなどに置いてあり,ネットでも手に入る.が,削って置くだけのブリッジ調整作業の,どこで使うのだろう.