Parker Solar Probe

人類史上、最も太陽に近づいて観測する「Parker Solar Probe」計画の宇宙船が無事発射した。この宇宙船には、世界中の有志の名前を宇宙船内のメモリに記録していて、太陽まで運んでいく。私の名前もその中の一人だ。宇宙船はこれから(もうすでにに?)金星に近づいて、その重力を利用して速度を落とし、太陽に引っ張られるコースに入る。

地球から最も遠くまで行った宇宙船はボイジャー、最も遠くまで行って帰ってきたのは日本のはやぶさ、人間を乗せて最も遠くまで往復したのはアポロ。今回のParker Solar Probeは、最も高速の宇宙船ということになるらしい。これは、宇宙船は打ち上げ前は地球と一緒に太陽の周りを猛スピードでまわっていることになるので、慣性力が働いて、なかなか回転の中心に向かっていけないからだそうだ。
また、太陽に接近するだけあって、耐熱には最新の技術が用いられている。基本的には太陽に向かって耐熱素材の盾を構えるようなしくみらしい。この盾の後ろ側には、宇宙船がむき出しな感じで身を隠している。宇宙だから灼熱の大気などないので、太陽側だけ守れば良いのかもしれないが、すごく心細い感じだ。

昨年はミサイル騒ぎで、今年は台風、地震とさんざんだが、この小さな宇宙船のことを考えると、少し晴れ晴れした気分になる。太陽の高さから見れば、人類は皆同じ星の同居人、まさに「知己友人」である。

Parker Solar Probeの飛行予定図

Parker Solar Probeは、2025年までの間に何度も太陽に接近してその情報を送信する。

http://parkersolarprobe.jhuapl.edu/The-Mission/index.php#Where-Is-PSP

最初の図は太陽系で、一番外側の白い円は地球の軌道、次の円は金星、一番小さい円は水星の軌道で、真ん中の黄色い点が太陽である。赤い楕円はParker Solar Probeのこれからの軌道で、今までの軌道が緑色の線で表されている。地球から離れてまもなく金星に接近し、その重力で速度を落として太陽に近づく軌道に乗る。

2番目の図は、Parker Solar Probeの太陽からの距離の変化を示したもので、発射から2500日後までの間に24回、年に3回程度太陽に接近する。

Parker Solar probe 打ち上げ延期

今日予定されていた打ち上げは、明日の午前3時31分に延期された。(日本時間 12日午前3時31分)。打ち上げの模様はライブ配信されていたが、発射4分前でカウントダウンがストップした。
液体酸素はタンクに閉じ込めても隙間などから漏れていく。そこで、ロケットでは、発射4分ほど前に必要な圧力まで液体酸素を詰め込む。そうするとロケットの隙間から液体酸素が漏れ出し、白煙が出始める。今回の打ち上げでも、ロケットの機体から白煙が出始めたので、もうすぐかと思ったが、延期になってしまった。

※この調子でNASAの発表を追いかけていくのは大変かもしれない。楽しいけど。

Parker Soler Probe 移動式タワー、発射台から離れる

NASAのparker Soler probeのブログは更新が続いている。ロケットを格納したまま発射台まで運んだタワーが、ロケットを残して発射台から離れた模様。
※画像を見ないと意味不明なので、こちらをどうぞ。
https://blogs.nasa.gov/parkersolarprobe/2018/08/10/mobile-service-tower-rolled-back-at-space-launch-complex-37/

Parker Solar Probe ライブ配信が始まる

ライブショーは午後6時30(現地時間)から始まっています。 NASAのテレビやソーシャルメディアで見ることができます。

NASA TV:www.nasa.gov/live
NASA EDGE Facebook: www.facebook.com/nasaedgefan
NASA EDGE YouTube: www.youtube.com/user/NASAedge
NASA EDGE Ustream: www.ustream.tv/nasaedge

ライブショーのゲスト

Jim Green: NASAのチーフサイエティスト
Nicky Fox: Parker Solar Probe計画のサイエンティスト、ジョン・ホプキンス応用物理学研究所
Eric Christian: ISOISの副主任研究者、NASAのゴダード宇宙飛行センター
Betsy Congdon: Parker Solar Probe 耐熱システムの主任技術者、ジョン・ホプキンス応用物理研究所
Mic Woltman: チーフ, Fleet Systems Integration Branch, NASAの発射計画