太陽観測データを受信/Parker Solar Probe

今年4月に、太陽への大接近を果たしたParker Solar Probeから、想定を大幅に上回る量の観測データが送られているらしい。アメリカの太陽観測船Parker Solar Probeは過去2回、太陽に最接近しての向こう側へ回り込んで太陽からのさまざまな粒子や電磁波を観測したが、今年5月、それらを地球へ送信するよう指示を出した。その受信が、予想よりうまくいきそうだということらしい。データは7月下旬から8月下旬にかけて受信され、年内に公開される予定だ。
NASAのブログより

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Parker Solar Probe 太陽に最初の最接近

Parker Solar Probeは、10月31日から11月6日の間に、太陽から1500万マイルというこれまでで最も近い地点に到達した。この地点に到達するための自力の軌道修正は1回だけで済んだという。宇宙船は太陽のデータを観測後、大きな楕円軌道に乗って一旦地球軌道近くまで戻り、来年、さらに太陽に近い地点を目指す。現在は地球から見て太陽の裏側にいるため、宇宙船からの観測データは届いていない。

Parker Solar Probe Reports First Telemetry, Acquisition of Science Data Since Perihelion

Parker Solar Probe

人類史上、最も太陽に近づいて観測する「Parker Solar Probe」計画の宇宙船が無事発射した。この宇宙船には、世界中の有志の名前を宇宙船内のメモリに記録していて、太陽まで運んでいく。私の名前もその中の一人だ。宇宙船はこれから(もうすでにに?)金星に近づいて、その重力を利用して速度を落とし、太陽に引っ張られるコースに入る。

地球から最も遠くまで行った宇宙船はボイジャー、最も遠くまで行って帰ってきたのは日本のはやぶさ、人間を乗せて最も遠くまで往復したのはアポロ。今回のParker Solar Probeは、最も高速の宇宙船ということになるらしい。これは、宇宙船は打ち上げ前は地球と一緒に太陽の周りを猛スピードでまわっていることになるので、慣性力が働いて、なかなか回転の中心に向かっていけないからだそうだ。
また、太陽に接近するだけあって、耐熱には最新の技術が用いられている。基本的には太陽に向かって耐熱素材の盾を構えるようなしくみらしい。この盾の後ろ側には、宇宙船がむき出しな感じで身を隠している。宇宙だから灼熱の大気などないので、太陽側だけ守れば良いのかもしれないが、すごく心細い感じだ。

昨年はミサイル騒ぎで、今年は台風、地震とさんざんだが、この小さな宇宙船のことを考えると、少し晴れ晴れした気分になる。太陽の高さから見れば、人類は皆同じ星の同居人、まさに「知己友人」である。