パーカー・ソーラー・プローブ/5度目の観測へ

5月9日、パーカー・ソーラー・プローブはこれまでで最長になる観測をスタートさせた。過去4回の観測で、太陽風が従来考えられていたより遠くで発生していたことがわかったため、今回はより遠い位置から観測機器を作動させたものである。
観測は6月28日まで続けられ、データは6月下旬から8月に地球へ送信。11月に公開される予定だ。

※世の中どこもかしこもコロナ一色なので、それとは全く無縁の話題を選んだつもりだったが、太陽だけにちょっとだけコロナと縁があった。

PSP、3回めの太陽接近データを公開

PSPとは、太陽に最も近づいて観測を行うNASAのプロジェクト、パーカーソーラープローブのこと。プレイステーションポータブルではない。搭載されたCPUはプレステより性能が低いと思われるが、ずっと高温に強いのが特色だ。全部で24回の接近のうち4回を終了したが、その3回めのデータが公開された。

データファイルとグラフィックディスプレイには、
NASAの宇宙物理データ施設(SPDF)
太陽データ分析センター(SDAC)
APLパーカーソーラープローブゲートウェイ
および
カリフォルニア大学バークレー校
プリンストン大学
ハーバードスミスソニアン天体物理学センター
海軍研究所
のサイエンスオペレーションセンター からアクセスでき、1回めと2回めのデータも利用できる。

もちろん見ても何がなんだかはわからないが、「Oh My God!こんなデータは初めて見たぞ!」と言えば、その瞬間だけ最先端の天文物理学者と同じステージに立ったとも言える...。

Parker Solar Probe 2度目の金星フライバイ

NASAによれば、太陽に史上最も接近して観測する宇宙船「パーカー・ソーラー・プローブ」は、2018年10月に続き、12月26日に2度目の金星によるフライバイを行い、さらに太陽に接近するための軌道修正を行う。

※フライバイとは、宇宙船が惑星のそばを通り抜ける時に、大きな重力に引っ張られることを利用して速度を上げたり軌道を変えること。宇宙船は、地上にあるうちは地球と同じ速度で太陽の周りを回ってるのと同じ状態である。ところが、発射で地球の重力から切り離されると、ハンマー投げで手を離したときと同じように、外へ向かって飛んで行こうとする。宇宙船が太陽に向かうということは、ハンマー投げのハンマーを放り投げた後に選手向かって戻ってくるようにするのと同じだ。ロケット噴射だけではとうてい足りないので、金星が近づくタイミングをはかって、その重力を使って軌道を変えるのである。

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