パーカーソーラープローブが5番目の金星フライバイを達成

NASAの太陽観測宇宙船、Parker Solar Proveは、10月16日、金星の重力を利用したフライバイに成功した。今回のフライバイで、宇宙船は時速9,720キロメートル減速。前回8月のの太陽への接近時よりも190万キロメートル近づいた軌道をめざす。

惑星重力を使ったフライバイは、宇宙計画でも特にダイナミックな出来事だ。たとえばテーブルの上に惑星に見立てて円柱型の磁石を置き、その周りを宇宙船に見立てたパチンコ玉を転がす。すると磁石に近づく角度や速度の違いで、吸い付いてしまったり、そのまま直進したりするが、程よい加減で転がすと、磁石に引っ張られて角度を変え、別の方向に向かって転がっていく。これを宇宙的規模で行うのがフライバイだ。

今回は金星の重力を利用して宇宙船の速度を落とした。低速で近づけば磁石にくっつきやすくなるのと同じで、今回はよりスリリングなフライバイだったと言える。2017年の発射のさらに前から、2024年の計画終了まで、計7回のフライバイを計算してきたのかと思うと、気が遠くなるようだ。

https://blogs.nasa.gov/parkersolarprobe/2021/10/19/parker-solar-probe-completes-its-fifth-venus-flyby/

パーカー・ソーラー・プローブ、9度目のフライバイに成功

8月13日、メリーランド州ローレルにある、ジョン・ホプキンス大学応用物理研究所のミッション・コントローラーは、パーカーソーラープローブが9回目のフライバイに成功したと発表した。太陽の表面から約650万マイル(1,040万キロメートル)以内に到達し、時速33万マイル(532,000キロメートル/時)以上に達した。この軌道で、8月9日から8月15日までデータ収集が続けられる。

パーカー・ソーラー・プローブでコロナを見よう

太陽の至近距離での観測を行っているNASAの宇宙船、パーカー・ソーラー・プローブは、4月29日に太陽表面から1040万キロという、今までで最も近い距離を通過する。

パーカー・ソーラー・プローブは金星と太陽の重力を利用して、徐々に太陽表面に接近する軌道を回ってきたが、これまでは最接近地点が地球から見て太陽の向こう側だったため、直接データを受け取れなかったが、今回は真横から見る位置にいるため直接観測ができる。この様子は、NASAのソーラーダイナミクス天文台の特別ブログでも知ることができる。

error: