実行委員会によれば今年のさっぽろ雪まつりは、大雪像の設営や会場への集客をやめ、オンライン雪まつり等だけを行うらしい。サイトを見ると
オンラインさっぽろ雪まつりの開催
雪まつりをはじめとしたイベントやウインタースポーツなど札幌の冬の魅力を紹介する動画を作成し、公式HPや市内各所の既設のビジョンに加え、イベント期間中に仮設するビジョン等を通して発信
②これまでの雪まつりの歴史の発信
③市民の応募による「雪」をテーマとした写真コンテストの実施
④公式HPを通じた札幌ならではの物販の展開
とある。実質中止のようなものだが、こういう時に札幌市や市民がどう動いたかは、雪まつりの将来に大きな影響を与えるだろう。
もともと雪まつりは市民参加型の雪像まつりで、例えば学校の校庭など、会場も市内各所に散在していた。自衛隊の参加や大雪像、雪のイベントステージなどもなかった。だから大雪像がなくなったとしても、原点復帰しただけのことである。
例えば次の画像は、近年東京でまとまった積雪があった翌日に、各所で見られる自主雪像だが、これを見た時に、「やられた」と思った。このままでは面白さの点で東京雪まつりに負けてしまうかもしれない。本家の大雪像が、個人宅の玄関先に一晩で作った作品に、「いいね」数で負けてしまうことだって起こるかもしれないのだ。

そこで札幌でも、こういった個人が自宅などで自由に作った作品をエントリーできるコンテストを開催するのはどうだろうか。ネットで写真、動画での参加になるから、本家の責任において公正なレギュレーションを設け、いつ雪が降るかわからない本州へのハンデとしてエントリー期間も長くとる。「欽ちゃんの仮装大賞」なみの参加型イベントにならないだろうか。