ポストコロナ型ベンダー

自粛期間中、スーパーでは入り口のアルコール設置から始まり、商品のパック化、レジでの釣り銭の手渡し廃止と透明ビニール遮蔽幕、チラシ廃止と、新しい工夫が導入された。インストアベーカリーでは、むき出しだったパンが個別にビニール梱包され、トングが廃止されて使い捨てのビニール手袋が設置された。商品ケースは透明の引き戸がついていたが、それも人間が触らないよう、引き戸を取り外してしまった。こんなふうに対応が変化し続けたのは、徐々に明らかになるウィルスの性質に合わせて、対策を考え続けていたからだろう。おそらく店内だけでなく、バックヤードやさらにトラック、物流センター、メーカーや生産者で、感染防止のためにはかりしれないほどの工夫がなされたと思う。

さて、人と人との接触を断った販売という点では、自販機の真骨頂である。AED設置型もあるくらいだから、非常時にはいつもの商品に加え、マスクなどを販売できるといいと思う。大した数ではなくても、ドラッグストアに行列ができるのを少しは緩和できるかもしれない。商品の殺菌は補充作業段階で注意するとして、できれば釣り銭も紫外線ランプか何かで殺菌したい...。と、こんなことはメーカーがもう考えているかもしれないが。

環境の激変が生物の進化の原動力になったそうだが、コロナウィルスに対して、社会は実に柔軟に姿を変えつつある。第二次世界大戦では、初期の戦闘機は複葉機だったのが、終盤にはジェット機が登場した。戦争もパンデミックも二度とごめんなので、なんとか平和でありながら進化することはできないものかと思う。

スノー・ロワイヤル

2019年公開のアメリカ映画。レンタルショップの謳い文句に、「除雪作業員が繰り広げる、サスペンスアクション!!」とあり、なんじゃそりゃと思ったが、除雪と聞いて北海道民は黙ってはいられない。ぜひとも除雪っぷりを見極めてやらねばならぬと視聴することに。

いやあ、観て良かった。主演はシンドラーのリストのリーアム・ニーソン。R12なので、流血シーンなどはあるものの、全体的に非常に美しい風景とテンポの良いストーリー、クールなギャグも盛り込まれていて完成度が高い。あまりあらすじに触れたくないので、以前紹介した、同様に雪原を舞台としたアクション映画「ウィンドリバー」と比べると、ウィンドリバーが気の利いたセリフが印象的だったが、こちらはあくまで画面とカットで何が起こってるか伝えていく感じだ。どちらもクールで丁寧に作られていて、最近は上質なアクション映画が増えているのかなと感じた。

ただし、邦題はいただけない。原題はColdPresuit(冷たい追跡)だが、スノー・ロワイヤルという意味不明なタイトルのせいで、かなり借りるのを躊躇した。他にも邦題のせいで多くの良い映画を見逃していると思う。情報化時代と言いながら、ネット上には提灯記事とアンチのヒステリックな悪口ばかりで、良い映画に巡り合うための情報は相変わらず知人からの口コミしかない。
ちなみにこの作品はリメイク版で、前作のタイトルは「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」。これもひどいね、間違ってはいないけれど...。

美食の頂点を極めてはみたが

「食事がおいしい都道府県&市町村ランキング(2019完全版)」を見た。例年ならけっこう話題になるのだが、今年はコロナのせいか、今頃知った。

ダイアモンド編集部「2019食事がおいしい都道府県&市町村ランキング完全版」

北海道の一位はいつものことだが、市町村の一位が札幌市...えっ、そうなの?さらに言えば、最近は日本の食事が美味しさが世界的に評価されているので、どうかすると世界一の美食の街に住んでるってこと?
生産者や飲食店の努力はよくわかっているから、ランキングが間違ってるとは言わないものの、自分の毎日の食事を考えると...。

食事が美味しいまちナンバーワンに住んでいようと、行ったことのない街のグルメのほうがおいしそうなことには変わりはない。気軽に旅行に出かけて、噂の店で舌鼓。コロナ前はなんと平和で豊かだったことか。あの街のアレとか、この街のコレとか、世の中はまだ食べたことのないものでいっぱいだ。食い物の恨みパワーで、コロナを一掃したいものだ。

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