サンフランシスコ1906

1906年のサンフランシスコの中心部。古い映画フィルムは、再生レートの違いで早回しになってしまうものが多いが、これは実際の速度に近づけるよう編集したものらしい。路上は自動車、馬車、歩行者、そしてケーブルカーが入り乱れて通行している。

そう、ケーブルカーである。これは現地で今も残る現物を見た方には常識なのだろうが、電車ではない。だからいくら探してもパンタグラフも架線もなかった。ケーブルカーといえばゴンドラを吊るすものしか思い浮かばないのだが、一方「サンフランシスコのケーブルカー」については名前くらいは知っていて、写真等で見てもいる。よく考えると不思議に思わなければならなかったのだが。

サンフランシスコのケーブルカーは、路面に這わせたケーブルが常時動いていて、運転手は車両の下の「グリップ」を操作し、動き出すときにケーブルをつかんで、停止のときに離す。今回始めて知って、驚いた。どこで、どんな動力で街中のケーブルを引っ張っているのか、どこかで断線したら、全線不通になるのか。興味のつきないシステムだ。

そして、この時代には信号がない。調べてみると、初めて電気式の信号が設置されたのは、1914年8月8日、オハイオ州クリーブランドで、黄色が加えられた3色灯式信号機は、1918年のニューヨークが最初だそうだ。発明したのはアフリカ系アメリカ人のギャレット・モーガンである。
余談だが、モーガンの祖父は元奴隷(!)で、南北戦争で南軍の(!)大佐として活躍した、ジョン・ハント・モーガン。母親もインディアンとの混血の奴隷だったという。モーガン一家の映画ができそうだ。アメリカの歴史もなかなか奥深いと思う。

カードマス

カッテージチーズとも呼ばれる、家庭でも簡単に作れるフレッシュチーズの一種である。牛乳を温めながら酢を入れて固め、水分を切ったもので、ネットでもすぐレシピが見つかる。サラダやラザニアなどにたっぷり入れ、ヘルシーなタンパク源とするのがアメリカなどでの使い方のようだ。

味はモツァレラチーズなどと同じく、さっぱりしていて、あまり味がしない。日本人はピザにもゴーダ系のシュレッドチーズを使うが、そうするとどうしても塩分が多くなる。モツァレラチーズもかなり安くなってきたが、あと一歩というところだ。そこでシュレッドチーズとカードマスを混ぜて、たっぷり乗せるて焼くと、飽きずにたくさんチーズが食べられる。伸びはしないし少々モサモサするのだが、熱々なら十分醍醐味がある。インドではやや固めに作って油で揚げ、ベジタリアン用のカレーの具にする。

固めるのに酢を使うが、出来上がったカードマスは酸っぱくない。絞った水分(ホエー)も同様なので、酢は化学反応してしまうのだと思う。ホエーは捨てる必要はなく、そのまま冷凍しておけば、カレーやシチューなどの水分に使えて、カードマスよりも用途が広いくらいだ。パンの生地用にしてもいい。カレーなどは、牛乳を入れると美味いことは美味いがミルク臭くて見るからに子供用になってしまうが、ホエーならコクだけ増してミルク臭くならない。

また、試してみるとわかるが、いつもの牛乳ややや高価なもの、特価品の牛乳などで作り比べてみると、出来上がるカードマスの量はしっかりお値段に比例していて、コストパフォーマンスはどっちもどっちな感じだ。やはりチラシの値段や乳脂肪量を見て選ぶ程度では、メーカーやスーパーを出し抜くことはできないらしい。

最後に牛乳瓶で飲んだのは何年前だったか

ゾウに踏まれた話

昭和34年、札幌市の中央を流れる創成川の河畔では、札幌神社(現北海道神宮)の夏祭りで、動物サーカスのテントが火事になり、ゾウが逃げ出すという事件があった。ゾウは観客にケガを負わせただけでなく、民家に押し入ってお櫃の飯を食べるなど、大騒ぎの末に捕獲されたが、その際、寝ていた小児の頭を踏んでしまったという。

ゾウが踏んでも…

時は過ぎて中学生時代、何気なくその話が出たときに、なんと踏まれたのはクラスメイトのS君であるとわかった。そして頭を触らせてもらったのだが、確かに側頭部が凹んでいたのである。
さて、最近は何でもネットに情報があって、この話題を取り上げているサイトが何カ所かあったが、踏まれた子供の話はなかった。もしかしたらかつがれたのかもしれない。お祭りだけに...。

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