Vernon Duke (1903-1969)の作品。「言い出しかねて」の邦題もある。
演奏している「サン・アンドリュー・ジャズ・バンド」は、バルセロナの音楽学校の、7歳から20歳までの生徒によるバンドだ。西洋人の年齢はわかりにくいが、この歌手は中学生くらいではないだろうか。堂々たる歌いっぷりに加え、後半ではトロンボーンのソロも披露する。スペイン各地の祭りやTV番組などで引っ張りだこで、世界的なジャズ・ミュージシャンとの共演も多い。楽器の演奏者がメインボーカルも務めるのがこのバンドのスタイルらしい。パブリックドメインを紹介するコーナーなので選んでないが、いかにも幼い子供が歌とトランペットを披露する動画もある。
うっかりしていたが、1969年没のVernon Dukeの作品はパブリック・ドメインではなかった。まだ50年経ってないし、本年中に期限が70年に延長されるともいわれている。うーむ残念。
子供たちや学生たちの名演奏を聴くと気後れしてしまいますね。熱中して取り組むことができる幼少期や青春時代と、音楽環境が無ければ夢は叶いませんね。トランペットで40年ぶりにやっと微かに高音が出せるようになった僕などはいつになったら他人様の前で演奏できるのやら?でも、40歳後半からプロのジャズトランぺッターになった人も居るんですね。それどころか別の顔が世界の紛争仲介請負人なんて国連の肩書さえ持っているらしいですよ。もちろん日本人ですよ。楽譜も読めなかったらしいですよ。辻井君だって、スティービーワンダーだって盲目ですから当然ながら楽譜は読めないですから体で耳で指で覚えたと言うことですよね。それに比べて五体満足の僕たちが天才になれないのは、本気度の差ですかね。プロのミュージシャンを目指してはいませんが。