ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)の曲。さまざまなプレイヤーが演奏している名曲だが、これは本人のピアノでしかも2つのステージを記録したものだ。
ガーシュウィンといえばクラシック作曲家でミュージカルの曲を作曲し、その後のジャズ、アメリカ音楽そのものの基礎を作った人物だ。演奏はラグタイムやスウィングなど、初期のジャズのスタイルがふんだんに取り入れられていて、軽快で自由奔放闊達だが、2つの動画を比べると編曲がほぼ同じで、ドラムなどは加わらない。ジャズがどんなふうに出来上がってきたのか、教えてくれるような貴重な動画だ。
軽快で、むしろ乱暴とも思える弾き方に感心するばかりです。通常のピアノ演奏とは全く違ったジャズ奏法も独自に編み出したスタイルなのでしょうね。それも基本にクラシック音楽や作曲の基礎が有ってのアレンジなのでしょう。見るからに楽しい感情が伝わって来ます。音楽とは、正に音を楽しむと言う事ですね。ただ、楽しむまでには、それなりの技量も必要ですね。
迫力のある音は、力だけでは出ませんね。ピアノを習った人だと女性の細い指でも大きな音が出ますが、自分では叩きつけるように弾いても、モワンとした弱い音しか出ませんでした。特に和音はそうですね。