Sigmund Romberg(1887 – 1951)の作品。演奏はトミー・エマニュエル。
トミー・エマニュエル(手前)は、アコースティック・ギターの神様と呼ばれ、日本でも人気が高い。名曲Angelinaは、大抵の人が一度は聞いたことがあるだろうし、こんな風に弾きたいという人も多いだろう。が、その神様の演奏についていくもうひとりのギタリストが気になった。Richard Smithというイギリスのギタリストで、2001年のフィンガー・スタイル・ギター大会のチャンピオンだそうだ。偽名みたいな名前の人だが、WIKIPEDIAにも記載があった。「The Entertainer」の動画で人気になったとあったが、今回紹介した「Lover Come back to me」と同じ日の録画で、1千万回も見られている。観客もそれほど多くなく、リラックスした雰囲気が伝わってくる良い動画だ。本人の公式サイトには、The Entertainerの楽譜と教則ビデオが$10で販売されている。
※肝心のLover come back to meについて、何も書いてなかった。邦題は「恋人よ我に帰れ」だが、始めて題名を聞いた時は「我に返れ」だと思って、半狂乱の女を男が必死でたしなめる光景が目に浮かんだ。
管楽器の競演も素晴らしいものがありますね。キャノンボール兄弟の競演はいいですね。弟のナット・アダレイ作のワークソングを兄のアルトサックスと弟のコルネットの二重奏は息がピッタリ合って最高ですね。
ギター同士は当然として、管楽器は音量があるもの同士なのでバランスがいいですね。バイオリンは音量が小さいので、他の楽器に負けてしまいます。同じバイオリン属の弦楽四重奏などはポピュラーですが、マイクなしだと生ギター相手がいいところかもしれません。そこで、ポピュラーのバイオリニストはすぐエレクトリックを使います。ストラディバリウスなどの名機だったら、大音量が出るのだそうですが...。
LOVER COME BACKは何度も聞いて居ますが、アコギの名手の競演は初めてです。激し過ぎてとても素人には真似できないテクニックですね。最初から最後までアレンジが素晴らしいですね。お互いをリスペクトしあっての演奏には感動しました。
神、とか呼ばれる人の演奏は真似しようがないですが、チューナーをつけっぱなしにするというようなことは、すぐマネしてます。バイオリンは音程が不安定になりやすいので、すごく助かってます。もういい歳ですから、どんな卑怯な手を使っても恥ずかしくありません。