MuseScore

MuseScoreは、五線紙に音符を置いていくタイプの、無料の楽譜作成ソフトである。作成した楽譜をその場で簡易音源で再生し、聞いて確認することもできる。最近は本格的な電子音楽での作曲には、DAWというソフトを使うことが多いらしい。MIDIでデジタル音源を作成するだけでなく、実際の楽器の演奏データなどをミキシングすることもできる総合ソフトだ。DAWの場合、作曲は音符ではなく、ピアノロールと呼ばれるバーの長さと位置で音を表す方式をとっている。単純な音符の長さ通りだと、そっけなくニュアンスのない演奏になってしまうので、微妙なズレや長さのニュアンスをつけるには、このピアノロール方式がいちばん良いらしい。

ただし慣れという点では、楽譜式のほうがわかりやすい。特に、メモ代わりに音符を書き、あとから再生して確認するというような使い方だ。本格的なデジタル音源を作るのではなく、リアルの楽器で演奏する手助けのための、音の出る楽譜づくりという感じである。また、このソフトの良いところは、上記サイトに有志が投稿したさまざまな曲の楽譜がおいてあり、無料でダウンロードできる点である。どこかの楽譜を丸写ししたようなのから、有名プレイヤーの演奏を耳コピしたらしいものまで、レベルも様々である。日本ではこういう動きは、MIDIの登場直後に謎の圧力により日陰の身になってしまったが、海外ではおおらかに楽しんでいるようだ。

One thought on “MuseScore

  • 10月 12, 2018 at 05:44
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    以前、マンドリンのクラブに入っている方から作曲ソフトの事を聞いて楽器屋さんに行きましたが、相当な価格であきらめた事がありました。その後、譜面上に♪を置いて行く楽譜式の無料ソフトを何度か試した事がありますが、作曲の基本を知らずにやっているので、興味があっても途中で挫折してしまいました。確かに即、自動演奏で聞けますから楽しいのですが、1小節の中に入りすぎたり苦戦しました。今度また再挑戦してみたいです。

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